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焼きそばに『紅生姜』はいる?いらない?→管理栄養士が明かす、紅生姜をのせる“意外なメリット”とは…?

  • 2025.7.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

焼きそばを食べるとき、あなたは紅生姜をのせる派ですか?それとも、紅生姜なしで純粋に焼きそばの味を楽しみたい派?この小さなトッピングが「必要か不要か」という疑問は、実は意外と奥が深いんです。

味のアクセントとして紅生姜といっしょに食べることで、焼きそばの美味しさが引き立つという意見もあれば、紅生姜の酸味や香りが焼きそば本来の味を邪魔するという声も

この記事では、管理栄養士の視点から、焼きそばに紅生姜をのせる理由をわかりやすく解説していきます。

『紅生姜』ってそもそもどうやって作っているの?

まず、紅生姜についての知識を深めていきましょう。元となるのは普通の生姜と比べて辛味が少なく、みずみずしい食感が特徴の新生姜です。これを塩と梅酢で漬けたものが紅生姜として知られています。市販のものの中には赤色の着色料や天然の赤色成分などで鮮やかな赤に染め上げたものもあります。

独特の赤さは見た目のアクセントとなるだけでなく、食べた時の爽やかな辛味と酸味が味わいを引き立てる役割を持っています。さらに紅生姜は、口の中をさっぱりさせて脂っこい料理との相性が抜群であるため、天ぷらやカレー、ラーメン、さらには弁当の付け合わせなど、日本の多様な料理シーンに欠かせない存在です。

焼きそばに紅生姜を添えるメリットは・・・?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

まず紅生姜を添える最大のメリットは、味のアクセントとして焼きそばの濃い味を程よく中和し、しつこさを軽減してくれる点です。紅生姜の酸味は味覚をリフレッシュし、食欲を促進する効果や胃液の分泌を促す効果も期待できます。管理栄養士の観点から見ると、紅生姜に含まれるショウガ成分には血行促進や疲労回復を助ける働き、さらに抗酸化物質による健康維持への働きもあるそうです。

そのため、油が多く使われている焼きそばにはぴったりだとされています。

一方で市販の紅生姜には塩分が多く含まれている場合があり、過剰摂取は高血圧のリスクにつながるため注意が必要です。また添加物の使用状況には商品ごとの差があるため、購入時に成分表示を確認することをおすすめします。

焼きそばに紅生姜をのせるかは、味の好みと健康への意識で選ぶべし!

焼きそばに紅生姜を添えるかどうかは、「味わいの深さ」と「健康バランス」の両面から考えると、添えてあった方が良いという答えになるでしょう。紅生姜の酸味は焼きそばのこってり感を引き締め、味の変化を楽しみたい方にはぜひおすすめのトッピングです。

一方で塩分や添加物の摂取が気になる方は、控えめにするか、成分をよく確認したものを選ぶのが賢明でしょう。管理栄養士の視点を踏まえつつ、自分の味覚と健康状態に合った「いる?いらない?」の答えを見つけて、より美味しく、焼きそばを楽しんでくださいね。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけでなはなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。