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医師「なるべく避けて」→認知症になりやすいかも…過剰摂取は避けたい『NG食品』とは【医師が監修】

  • 2025.6.30
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

加齢とともに不安になる認知症。「自分は大丈夫」と思っていても、日々の食事が知らず知らずのうちに認知症リスクを高めているかもしれません。普段口にしているあの食べ物が、体に意外な影響を与えていることも…。

今回は、そのリスクと避けたい食品について、医師の見解の下、わかりやすくご紹介します。

なぜ認知症予防に「食」を見直すことが大事なのか?

認知症は高齢化社会の中で大きな問題となっています。アルツハイマー病など脳の病気が主な原因ですが、発症を遅らせたり進行を抑えたりできる可能性も指摘されています。そのキーポイントのひとつが、「生活習慣」、特に「食事」です

なぜ食事が重要かというと、脳は身体の中でも特にエネルギーを多く消費し、栄養状態がそのまま機能に影響するとされているためです。血管の健康、炎症のコントロール、神経細胞の維持に必要な栄養素が、日々の食事から供給されます。一方で、食事内容によっては、脳に悪影響を及ぼし認知症リスクを高めることもあるため、注意が必要です。

避けてほしい『NG食品』とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

どんなものでも食事は毎日そればかりを続けて食べたり、過剰な摂取をしないことが基本です。その中でも「飽和脂肪酸」と「トランス脂肪酸」を含んだ食品を過剰に摂取することは避けましょう。これらの脂肪酸は、揚げ物やファストフードスナック菓子加工肉(ソーセージやベーコン)に多く含まれています。これらは血中のLDLコレステロールを増やしてしまい、その結果動脈硬化を引き起こす可能性があります。動脈硬化が起きると、脳へのダメージも起きやすく、結果的に認知症やその他の病気を引き起こす可能性があります。

さらに、高塩分や高糖質の食品も要注意。塩分の摂り過ぎは高血圧のリスクとなり、脳卒中や脳の血流障害につながります。糖質の過剰摂取は血糖値の急激な変動を引き起こし、これも認知機能にマイナスの影響を与えてしまいます

逆に魚や野菜ナッツ類など、抗酸化作用やオメガ3脂肪酸が豊富な食品は脳の健康維持に役立つため積極的に摂ることが推奨されています。ただし、これも体にいいからと食べ過ぎはNGです。

認知症リスクは食習慣の見直しから!

認知症は誰にでも起こりうる問題ですが、そのリスクを減らすためにできることがあります。医師が「なるべく避けてほしい」と指摘する加工食品や揚げ物高塩分・高糖質の食品は、脳の健康を損なう恐れが。そのため日常の食事を見直し、栄養バランスの良い自然な食材を選ぶことが大切です。

認知症予防のためには、積極的に脳に良い栄養素を取り入れ、NG食品をできるだけ控える生活習慣の改善がカギ。未来の自分のために、食生活を見直してみませんか?


監修者:近藤惣一郎(ロンリー侍ドクター) SO グレイスクリニック 院長

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京都大学医学部卒 医学博士(京都大学) 日本美容外科学会専門医 日本脳神経外科学会専門医・評議員 日本抗加齢学会会員 
2010年に美容外科・SOグレイスクリニック(東京・大阪)を開院。
「美は健康の上に成り立つ 」を モットーに 健康を大切にしたアンチエイジング美容医療を長年にわたり実践