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朝食の定番『バナナに牛乳』は相性NG!? 管理栄養士が教える驚きの理由とは

  • 2025.6.17
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

朝食やおやつに手軽に食べられるバナナ。栄養豊富で健康にも良いイメージがありますよね。でも、実は朝の定番であるバナナと牛乳は相性が悪いという驚きの事実が…

管理栄養士が伝える、バナナと相性が悪い食材とその理由について解説します。

バナナにはどんな栄養があるの?

バナナに含まれている栄養と聞いてパッと思いつくのは何でしょうか?

バナナにはエネルギーのもとになる炭水化物が豊富で、迅速なパワー補給に最適です。そして、カリウムが多く含まれるため、体のむくみ軽減や血圧調整に役立つ可能性があります。さらにビタミンB群や食物繊維も含まれており、全身の健康維持に多面的にアプローチできるのです。このように「手軽に食べられて、健康効果も期待できる」点が、忙しい現代人におけるバナナ人気の大きな理由となっています。

実は相性がよくない『NG食材』とその理由

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

管理栄養士が特に注意を促すバナナと相性が悪い食材として、牛乳が挙げられます。これには驚いた人も多いのではないでしょうか?

実は、バナナにはカルシウムや鉄分の吸収を阻害する働きがある『シュウ酸』が含まれているのです

例えば、朝のバナナシェイク。手軽に栄養をとれそうですが、実はカルシウムの吸収率は下がってしまうのです。一緒に食べることで体調に影響があるわけではないですが、せっかくの栄養素が取り込まれないのはもったいないですよね。

逆に、相性のよい食材としては『くるみ』が挙げられます。くるみはオメガ3脂肪酸を含む健康的な脂質が豊富。バナナと一緒に摂摂取することで、脂溶性ビタミンの吸収を促進し、長時間体にエネルギーを供給してくれます。例えば『バナナ+くるみ+ヨーグルト』の朝食は、吸収率・腹持ち・おいしさの三拍子が揃った組み合わせです。

賢く選ぶ食べ合わせでバナナの効果を最大限に

バナナはおいしく手軽に栄養補給できる果物ですが、組み合わせによってはせっかくの栄養が摂取しきれないことも。バナナは単体で食べたり、くるみなどと組み合わせると良いでしょう。

正しい食べ合わせを心がけることで、バナナの栄養をしっかり吸収し、毎日の健康維持につなげてくださいね。


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。