1. トップ
  2. 『老後にお金に困らない人』がしている“たった3つのコト”とは?【元銀行員が解説】

『老後にお金に困らない人』がしている“たった3つのコト”とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.6.10
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

悠々自適な老後生活を送るために、老後富裕層デビューを目指している人も多いでしょう。老後を経済的に豊かに過ごすために、どのような対策をすべきでしょうか。

老後に富裕層デビューするためには、若いころからの準備が欠かせません。今回の記事では元銀行員が感じた、老後富裕層デビューに必要なことを詳しく紹介します。

老後富裕層デビューとは?

老後富裕層デビューとは、名前の通り老後に富裕層と呼ばれるほどの資産を手にすることをいいます。しかし老後に資産を手にすることは、簡単ではありません。

老後に富裕層デビューできる人には、次のようなケースが多いです。

  1. 相続で多額の資産を承継する
  2. 夫婦共働きで、多くの退職金を受け取る
  3. 長年の資産形成によって利益を得る

①の要因は親世代の資産背景に依存しており、自助努力では達成できません。②は夫婦の努力で達成できる場合もありますが、若いころから共働きを続けている必要があります。これから始める準備として対策が可能なのは、③です。

銀行のお客さまには、豊かな老後を過ごしている方が多いです。経済的に豊かな老後を過ごしている方には、共通点があります。老後富裕層デビューに成功している人の共通点を、紹介していきます。

老後富裕層デビューする人がしている3つのこと

老後に富裕層といわれるほどの資産を手にした方には、共通点があります。老後富裕層デビューした方の共通点を、見ていきましょう。

1.お金に関する知識を身に付けている

一つ目の共通点は、お金に関する知識を身に付けていることです。富裕層は保有している資産が、どのようなことに影響を受けて、どのように価格が変動するのかを常に意識しています。

お金に関する知識を見につけるためには、知識の積み重ねだけでなく、毎日の情報収集が欠かせません。新聞やニュース、SNSなどで発信される多くの情報を、自分なりに噛み砕いて取捨選択することが必要です。日々不断の努力を続けられることが、老後富裕層デビューの共通点の一つです。

2.お金のかからない趣味を見つける

二つめの共通点は、お金を使わないことです。銀行員として多くの富裕層と長年付き合ってきましたが、老後に一定の資産を築いている人の多くは倹約家が多いです。

倹約するといっても、マイホームや海外旅行などのライフイベントを避ける訳ではありません。ランチをお弁当にかえるなどの工夫を、永く続けることが成功の秘訣です。

3.長期分散投資を実施している

三つめの共通点は、長期分散投資を実践していることです。投資の秘訣は長期分散投資ですが、長期で分散投資を続けることはそう簡単ではありません。

世界の経済景気動向は、さまざまな要因を受けて常に上下を繰り返しています。どのような資産に投資をした場合でも、価格変動による浮き沈みは避けられません。しかし結果としては、一時的な浮き沈みに惑わされず長期分散投資を続けた人が、資産を築いています。一過性の価格変動に慌てないで、長く投資を行っている人が老後に財を成しています。

老後富裕層デビューするには、長期分散投資が重要

老後に多くの資産を手にする人には、特徴があります。相続などで多額の資産を引き継ぐケースを除けば、「無駄遣いをせず、長期分散投資を実践している人」が成功しています。

価格下落局面でも慌てないようにお金に関する知識を身に付けて、長く投資を続けられる人こそ、老後富裕層デビューが実現できるでしょう。


監修者:ゆきひろ
信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。