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医師「眠りを浅くしてしまう原因に」→逆に『睡眠の質』を下げている…意外と使いがちな“NG睡眠グッズ”とは?【医師が解説】

  • 2025.6.15
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さん、毎晩気持ちよく眠れていますか?スマホのアラームで目が覚めたら、まだ眠気が取れない…なんてこと、よくありますよね。そこで力を借りたくなるのが睡眠グッズ。でも、実はそれらが逆に『睡眠の質』を下げてしまうことがあるんです!今回は、医師に教わった意外にも避けるべき“NG睡眠グッズ”について解説していきます。

多くの人が使っているけれど…実は逆効果なもの

まず最初に、睡眠時によく使われているアイテムで、逆効果になる可能性があるものを見ていきましょう。

例えば、寝る前にリラクゼーション効果があると言われている香り

実は、一部のアロマや香り付きキャンドルは、刺激が強すぎてかえって寝つきにくくしてしまうことがあります。

特に合成香料が使われたものは注意が必要です。また、耳栓やアイマスクも、使い方次第では眠りを妨げる場合があります。耳栓は耳の圧迫感が不快に感じたり、アイマスクは締め付けが気になったりすることがあります。これらのグッズが直接的に睡眠の妨げとなる可能性があることを意識しましょう。

なぜかえって悪影響?その背景と対策について

「なんでそんな身近なアイテムがダメなの?」と思われるかもしれません。

香りの強いアイテムは、脳を覚醒させる効果があり、これが就寝中に持続すると、深い眠りを妨げてしまうことがあります。人によっては体がリラックスできず、結果としてすっきりしない目覚めにつながるのです。

また、耳栓は外界の音を完全にシャットアウトするため、安心感を得られる反面、安全を知らせる音も遮ってしまうことがあります。それが無意識のうちに「危険を察知できない」というストレスを生み、眠りを浅くしてしまう原因になり得ます。耳栓を使うなら、軽い素材で耳への圧迫感が少ないものを選んでみるといいでしょう。

一方、アイマスクについては、鼻を押さえてしまうものや、締め付けの強いものは避け、顔にフィットするソフトなタイプを選ぶのがポイント。自分の体にあったグッズ選びが大切です。

快適な睡眠のために覚えておきたいこと

まとめると、意外なところに盲点があるものです。良かれと思って使っているアイテムが、実は効果を発揮していないどころか逆効果になっているかもしれません。

ただし、すべてのグッズを避ける必要はありません。自分に合った製品や方法を選び、少しずつ試しながら最適な環境を作ることが重要です。

時にはプロのアドバイスを求めてみるのも良いかもしれません。あなたにとって最適な睡眠環境を見つけ、より良い眠りを目指しましょう!


監修者:浅草橋西口クリニックMo 頴川 博芸

静岡県沼津市出身。日本大学医学部中退、東海大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了。順天堂大学医学部附属静岡病院で初期臨床研修修了後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、越谷市立病院、順天堂大学医学部附属練馬病院などを経て現在は浅草橋西口クリニックMo院長、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科非常勤助手。資格は日本専門医機構外科専門医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本医師会認定産業医など。趣味は旅行。