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会議中の“ひと言”でバレる!→『仕事ができない人』に限ってが使いがち…残念な“NGフレーズ”とは?【プロが解説】

  • 2025.6.17
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「さて、次に進む前にちょっと確認したいんだけど…」あなたの周りで、このようなフレーズを会議中に頻繁に口にするビジネスマンはいませんか?一見無害に感じるこのひと言、実は仕事のできないビジネスマンの特徴を端的に示しているかもしれません。この記事では、そんなひと言がなぜ問題なのかを掘り下げ、仕事の効率を上げるためのポイントを探っていきます。

「それってどういうこと?」頻発する確認は時間泥棒

会議中に「ちょっと確認したいんだけど」というひと言をしばしば耳にすることがあります。

このフレーズが頻発すると、せっかくの会議が再確認の場と化し、議論の進行が遅れてしまうことがあります。

ビジネスシーンではよく、「説明責任」と「理解力」が求められますが、このひと言は、往々にしてそのどちらも不足しているときに使われがちです。

判断力に優れ、集中力のあるビジネスマンは、会議の議題を事前に理解し、核心をついた質問を投げかけることができます。しかし、そうでない場合は、事前に資料に目を通さなかったり、要点を掴めなかったりして、無駄な確認が多くなりがちです。それが積もり積もると、参加者全員の貴重な時間を浪費し、結果にコミットできない会議となってしまいます。

準備不足と理解力の欠如が原因

では、なぜこうした現象が起きるのでしょうか?

一つは準備不足、もう一つはその場での理解力の欠如が挙げられます。

会議前の資料をざっと目を通すだけ、あるいは読み飛ばすだけでは不充分です。理解を深めるためには、背景情報をしっかりと把握し、関連情報を整理しておくことが必要です。そして、会議の目的を明確にし、その目的に向かっていかに効率よく議論を進めるかを考えなくてはなりません。

そこで活躍するのは、自分の意見を持ちつつも、他者の立場や発言の意図を素早く理解する能力を持った人々です。彼らは事前に資料を読み込むことで、自分が発言する必要のあるポイントを的確に押えており、「確認」に時間を費やすことはほとんどありません。

会議を効果的にするためのカギ

今回の記事では、仕事ができないビジネスマンに共通する会議中のひと言から、その背景にある問題点を探ってきました。

しかし、これらの問題はすべて改善可能なものです。時間を無駄にしないためには、会議に臨む前の準備を徹底し、会議の進行を妨げる無駄な確認を減らすことが鍵です。また、参加者全員が議題に積極的に関心を持ち、事前に必要な情報を集めることも重要です。

会議は単なる情報交換の場ではなく、創造的なアイデアを生み出し、意思決定を行うための重要な機会です。

無駄な言葉を発するのではなく、適切な問いを投げかけ、有意義な意見交換をするためのスキルを磨くことが、ビジネスで成功するための一歩となります。次回の会議ではぜひそのひと言を意識してみてください。あなたの姿勢一つで、会議の効率は大いに向上するはずです。


監修者:川谷潤太(かわたに じゅんた)(株式会社脳レボ 代表)

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校⻑に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども‧保護者‧教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。