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『コミュニケーションが上手な人』は無意識にやっている…「自分もそう思います」ではない、“共感の示し方”とは?【プロが解説】

  • 2025.6.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

会話中、誰かに「その通り!自分もそう思います。」なんて言われると、少しホッとする自分に気づかないでしょうか?共感を示されると、嬉しいですよね。でも、相手に「自分もそう思います」だけじゃもったいない。実は、もっと効果的な相づちがあるんです。一流のビジネスパーソンやコミュニケーションの達人たちは、もう一歩踏み込んだ方法で相手に共感を示しています。今日はその秘密を探ってみましょう。

「自分もそう思います」からパワーアップ 一流の相槌とは?

一流の共感とは、ただ相手の意見に同意することではなく、相手の考えに対する価値をさらに高めることです。

監修者コメント:
たとえば、誰かが新しいプロジェクトのアイデアを話しているときに、「それって面白そうですね!以前、別のプロジェクトでも似たようなアプローチで成功した例がありましたよ。そのときは...」というように、経験や具体的なエピソードをシェアしてみると効果的です。

相手の話をより豊かにし、自身の理解と情熱を伝えます。

効果的な共感には3つの要素があります。それは「理解」、「認定」、そして「リレーション」です。

まず、相手の話をしっかりと聞き、彼らが伝えたいことを理解すること。そして、相手の考えに敬意を表し、認定すること。最後に、自分自身の経験や感情を交えることで、相手とのつながりを深めることです。

一流の共感を生むコミュニケーション術

普段の会話にちょっとした工夫を加えるだけで、あなたも一流の相づちを実践できます。

まずは「探求的な質問」を活用しましょう。

たとえば、誰かが新しいチャレンジについて話しているとき、「その視点を選んだ理由って何ですか?」と問いかけることで、相手の考えを深掘りし、話をより展開させることができます。

また、相手の立場や感情に心を寄せる「感情的な反応」も大切です。

例えば、「それまでのプロセス、きっと大変だったでしょうね。本当に尊敬します。」といった具合に、相手の苦労や努力に寄り添う言葉を添えることで、より深い共感が可能になるのです。

効果的な共感は対話のキャッチボールをスムーズにし、信頼を築く土台となります。相手に合わせて自分の考えを共有するだけでなく、彼らの意見や気持ちをしっかり受け止める姿勢が重要なのです。

一流の共感を身に付けよう!

どうでしょう、一流の共感方法は少し実践的なヒントになりましたか?

「自分もそう思います」というだけでは、相手も話し甲斐がなくなります。

でも、今回紹介した方法で、共感の示し方をパワーアップさせることで、相手とのコミュニケーションがより充実したものになるはずです。ぜひ、今日からでも試してみてください。より良い人間関係を築くために、一流の相づちを身につけましょう!


監修者:株式会社マーケティングフルサポート代表 仙道達也

脳科学、行動経済学や心理学、NLPなどを組み合わせた独自のコーチング技術「アート・シフト・コーチング」を開発。コーチング文化を世界に広めるため、起業家や経営者のほか、セラピストや会社員など様々なキャリアをもつ受講生のキャリア支援やビジネスサポートを行う。