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『飲み会で評価が上がる人』が無意識にやってる…「愚痴キャラ」でも「盛り上げ役」でもない、“一流の立ち回り”とは?【プロが監修】

  • 2025.6.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

仕事終わりの飲み会、あなたはどんなスタンスで参加していますか?

「正直、必要なの?」「できれば行きたくない」と思いつつも、断りにくい場面は少なくありません。

しかし、実は一流の人たちは、そんな場をただの“飲みの席”として流すことなく、職場での立ち位置を自然に高めるチャンスとして活用しているのです。

何気ない振る舞いの中にこそ、信頼や人間関係を築くヒントが隠されています。あなたも、自分の“飲み会タイプ”を知りながら、賢く立ち回ってみませんか?

愚痴る、盛り上げる、だけじゃない!一流が見せるスマートさ

まず、「愚痴る」ことは、会社の飲み会において最も避けたい行動のひとつです。

職場では日々のストレスからつい愚痴がこぼれがちですが、それを飲みの席で炸裂させてしまうと、場の空気を壊すばかりか、周囲の印象も悪くしてしまいます。

そんな中、「盛り上げ役」に徹する人もいます。もちろん、場を明るくすること自体は悪くありません。ただし、過度に盛り上げすぎると、自分にとって不要な役割まで引き受けてしまい、気づけば“都合のいい人”に見られることも。

では、一流の人たちはどう振る舞っているのでしょうか。

彼らは、目立つことを目的にするのではなく、その場に“居心地の良さ”をもたらす存在として立ち回ります。

聞き手にまわりながら、相手の努力や考えをさりげなく褒め、話題を独占することなく、自然なかたちで会話をつなげていく。そんな“控えめな気遣い”が、結果的にその場の空気をやわらかくし、周囲との信頼関係を深めるのです。

つまり、一流の人は「潤滑油」として機能する。ただそこにいるだけで、場が心地よくなる——それが彼らの共通点です。

一流ならではの気配りと「影の主役」力

では、どのようにして一流がその場で活きるのか。

関係構築が上手な一流の人たちは、一つの飲み会を大切な交流の場と捉えています。ここで覚えておきたいのは、彼らが「影の主役」として立ち回ること。これは目立たずに、その場を支える役割を果たすという意味です。

その実例として、飲み会が始まりそうな雰囲気を察して「皆さん、飲み物を取りに行きましょうか?」と提案するのも一つの手です。

単純な行動ですが、この動きが一斉に雰囲気を和らげます。また、特定の人が話しにくそうになっている時は、さりげなくフォローに入り、その人がより自分の話をしやすくなるような空気作りを行います。まさに影の主役、その場を演出する力があるからこそ一流として見られるのです。

監修者コメント:
このような振る舞いの背景には、会社という組織の中でどれだけ相手に配慮できるか、自分の主張を控えつつ周囲に幸せを施すかというメンタリティが必要です。こうした振る舞いは結果的に信頼を集めることにもつながります。

つまり、一流の振る舞いは、将来的なキャリアの進展に繋がるケースも少なくありません。

飲み会はスキルアップの場に変える

さて、ここまででご紹介した“一流の振る舞い”。大切なのは、それを次の飲み会でどういかすかです。

愚痴をこぼすことなく、盛り上げ役に徹しすぎることもなく——「影の主役」としてスマートに立ち回ることで、会社の飲み会がただの付き合いではなく、新たなチャンスの場へと変わります。

会社の飲み会を、「仕事の延長」として敬遠するのではなく、人間関係を深め、信頼を築く“スキルアップの場”ととらえてみてください。

その場で交わされる何気ない会話が、仕事だけでは得られない相互理解や、信頼のきっかけになることもあります。

次回の飲み会では、ぜひ“一流”と呼ばれる人たちのように、控えめでありながら周囲を和ませる「影の主役」として、あなたらしい存在感を発揮してみてはいかがでしょうか。


監修者:株式会社マーケティングフルサポート代表 仙道達也

脳科学、行動経済学や心理学、NLPなどを組み合わせた独自のコーチング技術「アート・シフト・コーチング」を開発。コーチング文化を世界に広めるため、起業家や経営者のほか、セラピストや会社員など様々なキャリアをもつ受講生のキャリア支援やビジネスサポートを行う。