1. トップ
  2. 『老後までに1000万円貯めた人』が必ずやってた「3つのこと」とは?【FPが解説】

『老後までに1000万円貯めた人』が必ずやってた「3つのこと」とは?【FPが解説】

  • 2025.6.3
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

少子高齢化が進み、社会保障給付の先細りが懸念されるなかで、老後生活に不安を感じる人は少なくありません。安心して老後生活を送るためには、経済的なゆとりが欠かせません。
資産を効率よく増やすためには、「収入を増やす」「支出を減らす」「運用利回りを高める」という3つのアプローチが有効です。
今回は、私がファイナンシャルプランナーとして相談をしてきた中で、効率よく資産形成できた人が「必ずやってたこと」を紹介します。

お金が貯まる人が「必ずやってたこと」3選

続いて、老後までに1000万円貯蓄する人が「必ずやってたこと」を紹介します。

家計管理

お金を効率よく貯めるためには、現状の把握が欠かせません。効率よくお金を貯める人は、「今月何にお金を使ったかわからない」という状況を作ることなく、きちんと家計管理をしています。

丁寧に家計管理をすると、お金を大切に使うという意識が生まれます。その結果、予算を立てて娯楽費を支出したり無駄な支出を最小限に抑えられたりするため、洗練された家計運営が可能です。

家計管理という行為そのものにお金を増やす効果はないため、一見地味です。しかし、効率よくお金を貯める人は、「お金を守る」ことも同等以上に大切であることを理解しています。

undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

積立投資

積立投資を継続している点も、効率よくお金を貯める人の特徴です。

毎月決まった日にクレジットカード払いや口座引落で、機械的に積立投資を継続できる仕組みを作っています。

このように、「仕組み化」すれば積立投資を忘れてしまうことはありません。あらかじめ「毎月いくら投資に回せるか」を把握したうえで、適切な金額を設定しているため、生活に悪影響が出ることもありません。

たとえば、「年率3%で運用しながら30年後に1000万円を用意したい」という場合、必要な積立金額は毎月約1万7000円です。このように、毎月コツコツと積立投資を実践すれば、数十年後に1000万円の資産を築くことは誰でも実現可能です。

自分自身への投資

金融資産への投資だけでなく、自分自身への投資をすることも効果的です。自分自身の価値を高めて収入を増やせば、より効率よく資産を増やせます。

株式投資の平均的なリターンは年5~7%ですが、自己投資による収入アップは、年10%以上のリターンを生み出すことも珍しくありません。

効率よくお金を貯める人は、「自分に必要な知識やスキル」を見極めたうえで、効果的な自己投資を行います。「学習コストが発生しても、長い目で見てプラスになればよい」という視点で、自己投資の重要性を捉えているのです。

「収入を増やす→投資に回す金額を増やす」という好循環を生み出せれば、効率よく資産を形成できるでしょう。

まとめ

1000万円を貯めるためには、「家計管理」「積立投資」「自己投資」を実践しましょう。お金を大切に使う意識を持ち、金融資産と自分自身への投資を行えば、収入を増やしながら投資で得られる利益も増やせます。

実際に1000万円を貯めた人の考え方や行動を参考にしながら、将来に向けた資産形成を進めていきましょう。


監修者:柴田 充輝
厚生労働省や不動産業界での勤務を通じて社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。 FP1級や社会保険労務士資格を活かして多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。現在はWebライターとして金融・不動産系の記事を中心に執筆しており、1,200記事以上の執筆実績がある。自身でも株式や不動産への投資を行っており、実体験を踏まえて記事制作・監修に携わっている。