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美容師「やらないで」→実は『薄毛』を悪化させている…ドライヤーの“NGな使い方”とは?【プロが解説】

  • 2025.6.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「薄毛が気になる…でも何をしたらいいのかわからない」という方、多いのではないでしょうか?毎日のケアで、意外な落とし穴になりがちなのがドライヤーの使い方です。実は、ドライヤーの使い方次第で髪の状況がかなり変わること、ご存じでしたか?

美容師が語る「やらないで!」というドライヤーの使い方に迫ってみましょう。

髪に優しいドライヤーの使い方を知っていますか?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

薄毛に悩んでいる人が意外と見落としがちなポイントが、ドライヤーの使い方です。例えば、ドライヤーを長時間1箇所に当てたままにしてしまうと、頭皮や髪の水分を奪いすぎてダメージ状態に陥ってしまいます。これは、頭皮の健康に悪影響を及ぼす可能性があり、NGです。

また、髪の毛のキューティクルは熱に弱く、70度以上の熱で破壊されるといわれています。キューティクルが破壊されてしまうと、髪の毛が細く痩せたようになってしまい、薄くなったような印象を与えてしまうことも。

普段何気なく使っているドライヤーですが、使用の際には正しい知識が必要です。

ドライヤーが与える意外な影響とその対策

実はドライヤーの使い方は、思っている以上に髪の健康に影響を与えるのです。ドライヤーで髪の毛が過度に乾燥してしまうと、外部からのダメージを受けやすくなり、抜け毛、切れ毛、そしてフケの原因にもなります。

そこで、より効果的に髪を乾かすために役立つポイントをいくつかご紹介します。まずは、ドライヤーを使う前にタオルドライをしっかり行い、髪の水分をできる限りタオルで吸い取っておくことが大切です。これにより、ドライヤーの使用時間を短縮することができ、髪や頭皮への負担が軽減されます。

また、ドライヤーを頭から20センチ程度離して使用することを試してみてください。また、一定の部分に熱を加え続けるのではなく、しっかりとドライヤーを振りながら、全体的に温風を行き渡らせるように動かすことがポイントです。こうすることで、熱が1箇所に集中せず、頭皮や髪に負担をかけることを避けられます。

さらに、ドライヤーの温度にも注意を払いましょう。温風である程度乾かした後は、冷風を使って仕上げましょう。冷風は髪のキューティクルを引き締め、ツヤを与える効果が期待できます。そして、温風と冷風を交互に使うことで、髪への負担をさらに軽減することができます。

髪を守るためにドライヤーでできること

ドライヤーの正しい使い方を理解することで、薄毛を改善したり予防できる可能性が高まります。熱を与えすぎないように注意し、必ず一定の距離を保ちながら使用してみてください。小さな習慣が髪の健康を守り、より美しい髪を手に入れる第一歩です。

健康な髪を目指して、まずは毎日のドライヤー使いから見直してみましょう。少しの努力と習慣の改善が、きっとあなたの髪に大きな変化をもたらしてくれるはずです。


監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)

シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中