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23年前、日本中が沸き立った“伝統破りの1曲” 老若男女を虜にした“前代未聞の超ヒット”

  • 2025.6.8

「23年前の今頃、どんな1曲に人々の心が沸き立ったか覚えてる?」

2002年といえば、J-POPが引き続き人気を集める中、氷川きよしが『きよしのズンドコ節』で演歌界に鮮烈な印象を残した年でもあった。ドラマ『ごくせん』や『ランチの女王』が話題を呼び、ゲーム『ファイナルファンタジーXI』がサービス開始を迎えた時代。

そんな多様な音楽シーンの中で、氷川きよしの存在は独特の輝きを放っていた。まさに、日本中が驚きをもって迎えた“新世代の演歌スター”の登場だった。その代表的な楽曲のひとつが、氷川きよし『きよしのズンドコ節』——2002年5月22日リリース。

演歌界に新たな風を吹き込んだ鮮烈な一曲。伝統的な演歌の世界に新しい風を吹き込み前代未聞の超ヒットを迎え、老若男女を虜にしたこの曲の魅力とその社会的影響を振り返ろう。

新世代演歌歌手の誕生——“伝統破りの1曲”『きよしのズンドコ節』とは?

『きよしのズンドコ節』は、氷川きよしの、アップテンポで軽快なリズムが特徴的な演歌曲。伝統的な演歌の哀愁を残しつつも、親しみやすく現代的なアレンジが施されている。

歌詞は「ズンドコ」というコミカルなフレーズを繰り返し使い、明るさと元気さを前面に押し出している。氷川の若々しく爽やかな歌声が、演歌のイメージを刷新した。ある一種“伝統破りの1曲”とも呼ぶべきこの曲は、彼を演歌業界ないし日本の音楽業界の革命児たらしめた。

なぜ『きよしのズンドコ節』は幅広い世代に受け入れられたのか?

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(C)SANKEI

2000年代初頭、演歌は中高年層中心のジャンルと見なされがちだったが、氷川きよしは若々しいビジュアルとエネルギッシュなパフォーマンスで、若い層の注目を集めた。

また、コミカルでリズミカルな歌詞とキャッチーなメロディーが、老若男女問わず親しみやすく、カラオケでも盛り上がる一曲となった。その明るく前向きなパフォーマンスは、世代を問わず人々の心をつかみ、“老若男女を虜にした”のも納得だった。

『きよしのズンドコ節』が与えた演歌界への影響

この曲の成功により、氷川きよしは“新しい演歌スター”としての地位を確立。伝統的な演歌の魅力を守りつつも、現代的な要素を取り入れることで演歌の可能性を広げた。また、後続の若手演歌歌手たちにも影響を与え、ジャンルの活性化に貢献したと言える。

リリースから23年経った現在も、『きよしのズンドコ節』は多くの人に愛され続けている。

氷川きよしの代表曲として、コンサートやカラオケで欠かせない定番曲となり、その明るく元気なメロディーは時代を超えて聴く人の心を元気づけている。2002年に生まれたこの曲は、これからも日本の演歌シーンに輝きを放ち続けるだろう。


※この記事は執筆時点の情報です。