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「ユニクロとかGUですね、何ならしまむら」年収1,000万超、タワマン20階住み経営者が唯一“ケチる”もの

  • 2025.6.5
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出典元:Aさんが住むタワマン20階の一室

年収1,000万円超、関東のタワーマンション20階に住む28歳の経営者・Aさん(仮名)。お酒の会社を経営し、一見すると典型的な成功者のライフスタイルを送る彼が、たった一つだけ「ケチる」ものがある。それは意外にも「服装」だった。全身コーディネートで5000円以下に抑え、ユニクロとGUを愛用するAさんの価値観に迫った。

「しまむらも選択肢です」

Aさんの普段着は徹底してプチプラ重視。「ユニクロとかGUですね。何ならしまむら」と語るように、価格の安さを最優先に選んでいる。夏の定番コーディネートなら「Tシャツと半ズボン、上も下も合わせて5,000円いかないぐらい」で完結。しかも「ユニクロも安いやつを買って、それを何シーズンも着る」という徹底ぶりだ。

特筆すべきは服への愛着の深さ。「ユニクロも高級な服ぐらい大切に着る」と語るように、安価な服であっても長期間にわたって丁寧に着用し続けている。取材時に着用していたTシャツも沖縄で美味しかったハンバーガー屋さんのオリジナルTシャツ」で4,000円程度。思い出がこもった服を大切にするスタイルが垣間見える。

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出典元:取材時にAさんが着用していたTシャツ(沖縄で美味しかったハンバーガー屋さんのオリジナルTシャツ)

「良い服に意味を感じない」

なぜここまで服装にこだわらないのか。Aさんの答えは明快だった。「あんまり意味をなさない。魅力を感じないですね良い服に」。ただし、これは単純な価値観の否定ではない。「仕事柄良いスーツを着て行かなきゃいけない場面があるのでそういう時は高いものを身に着けます」と語るように、TPOに応じた使い分けは徹底している。

「でも普段そこら辺歩くのにそんな必要ないかなって僕は思っちゃって」という言葉からは、合理的な判断基準が見て取れる。着飾ることで得られるメリットと、そこにかけるコストを天秤にかけた結果の選択なのだ。

「高級服を着る富裕層は意識高いけど…」

Aさんの服装観の根底にあるのは、限られた時間とエネルギーの効率的配分という考え方だ。「他のこと仕事とかにやっぱりエネルギー使っちゃう」と語るように、ファッションに割くリソースを事業に集中させることを選択している。

高級服を着る富裕層に対しても「めちゃくちゃ意識高いなー」と感じつつ、「そういうふうなおしゃれを気遣えるってことは多分自分よりももっと余裕なのかな」と分析。自分の現在地を客観視し、優先順位を明確にした上での選択であることが分かる。

「無駄遣いに感じちゃう」という表現の裏には、お金に対する価値観というより、時間とエネルギーという有限なリソースを最大効率で活用したいという経営者らしい思考が透けて見える。

まとめ

年収1,000万円の経営者が唯一「ケチる」服装。しかしそれは単なる節約ではなく、限られたリソースを最も価値のあることに集中させるための戦略的選択だった。ユニクロを「高級服のように大切に着る」という姿勢からは、物の価値を値段ではなく使い方で決める真の富裕層マインドが見えてくる。

Aさんの価値観は、現代の成功者像に一石を投じる。外見よりも本質、見栄よりも効率を重視する彼のライフスタイルは、多くのビジネスパーソンにとって参考になるのではないだろうか。