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医師「思わぬ肌トラブルの原因に」→実は『肌荒れ』の原因になる…メイクブラシの“NGなケア方法”とは?【医師の監修】

  • 2025.6.3
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

メイクをする上で欠かせないアイテムのひとつ、メイクブラシ。毎日使うからこそ肌に直接触れるものには注意が必要です。でも、うっかり同じブラシを使い続けている方も多いのではないでしょうか?

実はそのブラシ、肌トラブルの原因になってしまうかもしれません。今回は、医師が指摘するメイクブラシの使用上の注意点をご紹介します。

ケアせずに使い続けるのは危険!ブラシが引き起こす肌トラブル

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

毎日、顔に直接使用するメイクブラシ。だんだんとメイクの残りや皮脂、そして細菌がたまっていくことをご存知でしょうか?

そのため、いつも使用しているブラシが、思わぬ肌トラブルの原因になることがあります。特に繰り返し同じブラシを使っていると、ニキビ、赤み、かぶれ、かゆみ、シミなど、さまざまな肌トラブルのリスクが高まります。

ケアしないでメイクブラシを使い続けることで、カビや雑菌が発生する場合があります。細菌はもちろんですが、ダニなどの微生物がついてしまうこともあります。顔ダニ(ニキビダニ)という生き物について知っていますか?ニキビには様々な原因がありますが、その1つを引き起こす微生物です。細菌やダニなどの生物は肌荒れの原因になります。

どんなにケアをしても全然ニキビが治らない・肌荒れが改善されないという時は、メイクブラシやメイク道具のケアをしてみましょう。

ブラシの寿命も重要なポイントです。ブラシの毛先が傷んで広がってきたり、毛が抜けやすくなったりしている場合には、交換を考える時期かもしれません。古くなったブラシは、メイクの仕上がりを悪くするだけでなく、肌に余計な力を与えてしまい、刺激を引き起こす可能性があります。

メイクブラシを清潔に保つためのケア法

では、具体的にどんなケアを心がければ良いのでしょうか?まずは、定期的な洗浄が必須です。

ブラシ用のクリーナーが市販されていますが、水と中性洗剤でも十分です。温水を使って、ブラシの根元を濡らさないように注意しながら優しく洗い、その後、自然乾燥させます。熱風での乾燥や濡れたまま放置することは避け、毛先を下に向けて乾燥させると型崩れを防げます。

また、メイク道具を保管する場所も重要です。湿気が溜まりやすいバスルームは避け、風通しの良い場所で乾燥を心がけましょう。

毎日の習慣で美肌を守ろう!

メイクブラシの手入れはちょっと手間に感じるかもしれませんが、肌を守るためには欠かせない習慣です。

見た目にはあまり汚れていないように見えても、ケアすることで肌トラブルを防ぎ、メイクの仕上がりもぐっと良くなります。

しっかりとしたケアを心がけて、いつも快適なメイクタイムを楽しみましょう。健康で美しい肌を保つために、ぜひこの機会にあなたのメイクブラシケアを見直してみてくださいね。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。