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意外に間違える人が多いかも…?「654−259」→暗算できる?

  • 2025.7.1
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繰り下がりのある引き算は桁数が多くなればなるほど計算しにくくなりますよね。

しかし、計算の工夫次第ではとても計算しやすくなります。

工夫の仕方は色々あるのですが、今回は登場している二数の共通点に注目していきたいと思います。

問題

次の計算をしなさい。
654−259

一の位で繰り下がりが発生し、その影響で十の位にも繰り下がりが発生します。どのようにすれば、繰り下がりの計算をせずに済むのでしょうか。

解説

この問題の答えは「395」です。

できるだけ繰り下がりの計算を簡単にできるように、引く数を工夫していきます。

今回の問題に登場する二数はどちらも十の位が5で揃っているので、この部分だけを見ると引き算しやすそうですよね。さらに、もしも引く数の一の位が4であったとしたらもっと計算しやすくなりますね。

そこで、259を「254+5」にし、654から引きやすい数に変形します。

  654−259
=654−(254+5)
=654−254−5

カッコの前の符号によって、カッコの外し方が変わることに注意しましょう。

<カッコの外し方>
・カッコの前の符号がプラスなら、カッコの中の符号はそのままの状態にしてカッコを外す。
・マイナスなら、カッコの中の符号をすべて逆にして外す。

では、残りの計算も進めていきましょう。

  654−254−5
=400−5
=395

この方法であれば繰り下がりは最後の一回になります。しかも、一の位ので繰り下がりが発生するので、とても簡単に計算することができますね。

まとめ

難しい引き算は引く数を調整することで簡単になることがとても多くあります。

調整した分の端数は後で計算しなければいけないのですが、それさえ気をつけていればとても便利な計算方法ですね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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