「生ゴミを部屋放置はありえない！」注意喚起投稿で物議…本当に非常識なのか？300人に聞いてみた

2025.6.12

臭いや衛生面で問題が起きがちな「生ゴミ」。特に夏は腐敗が進みやすく、扱いに困る方も多いのではないでしょうか。そんな生ゴミの保管方法は、家庭によっても違いがあるようで…。

SNSに「生ゴミは小分けにしてベランダに出すのが基本、という投稿を見かけたが、自分の地域では生ゴミを部屋で保管するのは普通のこと」「生ごみは冷凍庫で凍らせて、ゴミの日に捨てると臭いが気にならない」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

そこで今回は、ゴミ回収されるまでの間、生ゴミはどこに保管してるのか調査しました。

ゴミ回収されるまでの間、生ゴミはどこに保管していますか？

全国の18歳以上の男女300名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです！

ゴミ回収されるまでの間、生ゴミはどこに保管していますか？という質問に対する回答数は以下のとおりです。

「家の中のゴミ箱等で保管する」205票
「ベランダ等の外で保管する」55票
「冷凍庫で保管する」27票
「その他」13票

今回は、「家の中のゴミ箱等で保管する」という意見が多い結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

家の中のゴミ箱等で保管する方の意見

まずは、家の中のゴミ箱等で保管する方の意見を紹介します。

袋に入れて密閉する

密閉できる袋に入れてゴミ箱にポイしています。別の場所で保管しているといざゴミの日になったときに忘れてしまうことが多いので、ゴミを長く家にとどめるよりは、最初からゴミ箱に入れておいたほうがいいなと思う。
（30代女性・会社員・東北地方）

二重に包んでいるので、匂いや虫はそこまで気にならない。また、週２回収集があるので、そこまで気にならない。
（30代女性・主婦・大阪府）

臭い対策をする

ゴミ箱に入れて保管しているが、生ごみ臭がしなくなる市販のシールをゴミ箱に貼って対応している。
（30代男性・会社員・群馬県）

しっかりと水切りをして家の中で保管。ベランダだと異臭で近隣住民に迷惑がかかる。夏場は小袋に分けて密閉するように縛っている。コーヒーかす、お茶がらを乾燥させて生ごみの上にかけて消臭している。
（40代男性・フリーランス・四国地方）

蓋付きや専用のごみ箱に捨てる

生ゴミ専用にゴミ箱を買ってそこに保管している。オムツを入れても臭わないというゴミ箱を買ったので、蓋を開けなければ臭わないので便利。
（30代女性・専業主婦・関西地方）

匂いが気になるので燃えるゴミとはまた別で、生ゴミ用のゴミ箱を用意してそこに入れてます。
（20代女性・専業主婦・埼玉県）

生ごみ処理機を使用している

生ゴミ処理機を購入してから、悪臭やコバエの発生から解放されました。値段が高かったけれど、ゴミの量も少なくなったし、衛生的なので、買ってよかったです。
（60代女性・主婦・関西）

野菜くず等の生ごみは、生ごみ処理機で乾燥させているのでそれ程臭わない。
1日終了時点でポリ袋に入れて縛るので、家の中のごみ箱(さらに言えば自治体のごみ袋の中）でも問題はない。
（50代女性・パートタイム・四国）

ゴミ収集のタイミングで生ゴミを出す

袋に入れてしっかり封をしている。魚など匂いがつきそうなゴミは、ごみ収集の前日などに調理するようにしたりして、工夫している。
（30代女性・会社員・東京都）

新聞で水分を吸えるように、ゴミ箱に敷いて置いている。また賞味期限が切れてしまったお惣菜などは、そのまま冷蔵庫で保管し、ゴミ回収の日にゴミ袋に入れて捨てています。
（40代女性・滋賀県）

家の中のゴミ箱で保管する方は「袋に入れて密閉する」「匂い対策をする」「専用のゴミ箱に捨てる」「生ゴミ処理機を使用している」といった対策をしているようです。

ベランダ等の外で保管する方の意見

次に、ベランダ等の外で保管する方の意見を紹介します。

蓋付きのゴミ箱に入れる

ネコやカラスに荒らされないよう、大きいゴミ袋も入るサイズのロックできるボックスを外に設置して、そこに保管しています。
（40代女性・主婦・関東地方）

匂いやコバエが気になるので、キッチンから出てすぐの屋根のある場所に蓋付きの容器を置いてその中で保管します。
（50代男性・会社員・東海地方）

虫対策をする

コバエがくるのが嫌で、倉庫の中でコバエスプレーをしてゴミ箱で保管している。スプレーをすると臭いがきついが、コバエの心配なし。
（50代女性・パート・山口県）

キッチンのゴミ箱に生ゴミを保管していたところ、数日でコバエが大量発生し、駆除に苦労しました。それ以来、生ゴミは密封容器に入れてベランダに置くようにしています。風通しも良く、臭いも軽減でき快適です。
（30代女性・会社員・滋賀県）

家の中では臭いや虫が気になるため、「蓋付きのゴミ箱」に入れたり「虫対策」をしたりしてベランダなど外で保管する方もいるようです。

冷凍庫で保管する方の意見

続いて、冷蔵庫で保管する方の意見を紹介します。

臭いの出る生ごみはポリ袋に入れて冷凍庫に保管する。部屋が狭いので、そのまま室内保管だと寝る時に気になってしょうがなくなる。
（50代男性・フリーランス）

鶏皮など肉類はコバエ発生の温床になるので、いつも生ごみ系は冷凍庫に入れている。朝ゴミを出す時に取り出せば、ゴミ回収までに溶ける心配もないから、出す側も回収側も不快な思いをしないで良いと思っている。
（30代女性・会社員・東京都）

虫が湧くのが苦手なので。食品と一緒にするのは抵抗あるので、ゴミ箱用として専用の冷凍庫を購入しています。
（30代女性・主婦・京都府）

袋に入れて冷凍庫に入れておく方もいるようです。なかには、ゴミ専用の冷凍庫を購入したという方も。

ただし、「回収される間に解凍されて液が漏れ出すため衛生的に問題がある」という声もあるのだそう。

その他の意見

最後に、その他の意見を紹介します。

生ごみの中でも野菜の皮などはコンポスト（堆肥をつくる容器）に入れて、家庭菜園に使っています。それ以外の生ごみは、温かい季節限定で燃やせるゴミ袋を小さめサイズに変え、こまめに縛れるようにして袋を変えるサイクルを早めました。
（40代女性・主婦・中国地方）

冷凍庫だと解凍した時に水分がたくさん出て燃えにくくなると思うので、冷蔵庫に保管しています。冷蔵庫のスペースをとられるが、臭いとコバエが抑えられるので必ず夏には入れます。
（40代女性・主婦・神奈川県）

いっぱいになったら、玄関に出すようにしている。玄関と居間との間に扉があるので匂いも気にならない。
（20代男性・無職・東北地方）

「肥料にする」「冷蔵庫に保管する」「玄関に出す」など家庭により対策が行われているようです。

それぞれの保管場所で対策を

今回の調査では、ゴミ回収されるまでの間、生ゴミは「家の中のゴミ箱等で保管する」という方が多い結果になりました。

家の中で、袋に入れたり蓋付きのゴミ箱に入れたりして保管する方が多いようで、それぞれ臭いの対策はしているようでした。また、臭いやすい生ゴミはゴミ捨ての前に出すようにしているなど、タイミングを考えている方も。

ベランダ等外で保管するという方も、虫への対策や臭い対策はしている方が多いようです。一方で、冷凍庫や冷蔵庫で保管するという意見も少数ですが寄せられました。

生ゴミ処理機を使用している方からは「導入して良かった」の声も。また、「生ゴミ処理機が欲しい」というコメントも多くありました。

暑くなると臭いや虫が発生しやすい生ゴミ。どこで保管するにしても、それぞれ対策はしているようです。「その手があったか！」と参考にできるものもあったのではないでしょうか。

ライフスタイルや居住環境によっても違いがあるため、保管しやすい場所で対策を行うと安心ですね。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/06/03〜2025/06/04
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問／いつでもゴミ出しができるマンション等にお住まいの方は除く
・有効回答数：300