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『どこまで』『いくら』贈るべき?→意外と知らないかも…親戚へ贈る“お祝い”にまつわるマナー

  • 2025.7.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「親戚にお祝いを贈るとしたら、どこまでが対象なのか?」出産や結婚、入学など、おめでたい出来事があると頭をよぎるのが「親戚へのお祝い」。ですが、「どこまで贈るべきか」「内祝いは必要か」など、意外と知らないマナーも多くあります。

今回は、親等の数え方やお祝いの範囲、お返しのマナーまで、知っておきたい基本マナーをわかりやすく解説します。

1、お祝いを贈る必要があるのは「3親等」まで

目安として、お祝いを贈る必要があるのは一般的に『3親等までの親戚まで』です。両親、兄弟姉妹、祖父母、叔父叔母、甥、姪が3親等にあたります。

ただし、家庭や地域によって、親戚との付き合い方は大きく異なります。3親等以外の親戚でも、関係がしっかりあるならお祝いをしてもよいでしょう。

もし、「お祝いをした方がいいのかわからない…」と判断に迷う場合は、「3親等まで」という基準を目安にするのがオススメです。

2、親等の数え方

親等は、数字が小さいほど自分との関係が近いことを表していて、「1親等」「2親等」「3親等」という数え方をします。

1親等→親、子供、配偶者の親

2親等→兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の祖父母、配偶者の兄弟姉妹

3親等→叔父叔母、甥姪、配偶者の叔父叔母、配偶者の甥姪

ここまでの関係が『近い親戚』の関係。自分と血縁関係にある人と、配偶者(結婚相手)の親等も同じ順位で数えることがポイントです。

3、両親や親族へ内祝いは必要?

お祝いをもらったら悩むのがお返し。お返しにあたる内祝いのマナーをご紹介します。

結婚祝い

結婚祝いを親戚からお祝いをしてもらった場合、結婚式が終わってから1か月以内に内祝いを贈ることが一般的です。入籍時にお祝いをいただいた場合も、入籍後1か月以内を目安に内祝いを贈るのが一般的とされています。

出産祝い

出産祝いのお返しとして内祝いを贈る場合も、出産後1か月以内、お宮参りをする時期などにまとめてすることが一般的です。

ただ、出産後1か月は、まだ体調が優れず、内祝いを贈れない場合もあります。その場合は、まずお礼の連絡を入れておき、体調が落ち着いてから内祝いをすることがオススメです。

親戚へのお祝いマナーは「親等」で考えるのが基本!

親戚へのお祝いは「3親等」までを目安に考えると、判断に迷ったときにも対応しやすくなります。内祝いは、1か月以内を意識して、無理のない範囲で感謝の気持ちを伝えましょう。

家庭ごとの慣習もあるため、迷ったときは両親などに相談するのもひとつの手です。常識あるマナーで、心のこもったお祝いを届けましょう。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。