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味噌汁の『蓋』→飲み終わったら蓋をする?そのままにする?知らないと恥をかくかも…【プロの解説】

  • 2025.6.15
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

日本の食卓に欠かせない味噌汁。実は味噌汁には守るべきマナーがいくつか存在します。ビジネスシーンや正式な席では味噌汁の扱い方1つで相手に与える印象が大きく変わることもあるため、正しい知識を持つことは恥をかかないためにも非常に重要です。

そこで今回は、意外と知られていない味噌汁の基本的なマナーについて分かりやすく解説します。

お椀の開け方

味噌汁や汁物がお椀に蓋をされた状態で出されたとき、皆さんはどのように開けていますか?普段の食事では蓋付きはあまり使わないため、正しい開け方を知らないという人も多いはず。まずは、一般的なお椀の開け方をご紹介します。

  1. 左手でお椀の縁をしっかり押さえ、右手で蓋をつまみそっと持ち上げます。もしも固くてなかなか開かない場合は、「の」の字を描くようにひねりながら蓋を持ち上げるようにすると開けやすいです。
  2. 蓋の内側のしずくはお椀の中に落としてから、蓋を開けましょう。
  3. 取った蓋は裏返し、お椀のあった位置の奥に置きましょう。例えば、お椀が右側にあれば右奥、左側にあれば左奥に置きます。

味噌汁の飲み始め方は?

味噌汁を食べる時、いきなり具を食べるのではなく、まずは盛り付けを目で楽しみます。そして、出汁の香りを楽しみながら、具を箸で押さえて、汁を一口いただきましょう。

一口味わってから、具を上から順にいただきます。一口で食べられない大きめの具材が入っている場合は、箸で一口大に切ってから食べましょう。

汁と具はバランスよくいただくのが基本です。汁を飲むときは、具を箸で押さえることを忘れずに…!汁と具を一緒に食べたり、かき込むように食べるのは、マナー違反になりますので注意してくださいね。

飲み終わったあとの蓋は…

全て飲み終わったら、蓋を両手で持って、元通りに蓋をします。

時々、蓋を裏返してお椀にのせてしまったり、蓋をわざとズラして置かれる人もいます。蓋に蒔絵などが描かれている場合、絵を傷つけてしまう可能性があるため、やめておきましょう。これは味噌汁だけでなく、蓋つきのお椀に入った料理は全て共通するマナーなので覚えておくと役立ちます。

マナーを身に着けておこう

今回はお椀の開け方から味噌汁の飲み方の一連の流れを解説しました。

味噌汁は和食料理店以外でも食べる機会がたくさんあります。椀の持ち方や汁の飲み方、具の扱い方など基本的なポイントを守ることで、食事の場で周囲から好印象を得られるかもしれません。この機会に正しいマナーを身につけ、安心して食事の場に臨めるようにしましょう。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。