『出世できない人』には“意外な共通点”があった…→職場での評価を下げる“たった１つのフレーズ”とは？【プロが解説】

2025.6.3

あなたの日常生活や職場で使う言葉によって、実は将来の出世に影響を与えているかもしれないことをご存知ですか？特に“ある言葉”を頻繁に使っている方、要注意です。この言葉の特徴的な使い方が、どのようにして出世の足を引っ張るのかを詳しく探っていきましょう。

出世を遠ざける…“とある言葉”とは？

「でも…」という言葉は、しばしば会話の流れを止めてしまうことがある魔法の言葉です。

例えば、同僚が新しいプロジェクトのアイデアを提案したとき、あなたが「たしかに、それは良いアイデアだね。でも…」と続けると、そこで相手の意欲を削いでしまうことになるかもしれません。

この言葉は、相手の意見を否定するニュアンスを持ち、結果としてチームワークや協力を阻害する原因となり得ます。出世するためには、周囲との良好な関係を築くことが非常に重要です。

「でも」を多用することで、「この人と話しても意味がない」と思われたり、ネガティブな印象を持たれたりする可能性が出てきます。

実際にどんな影響があるのか？

「でも…」が持つ否定的な力は、意外と重大な影響をもたらします。

心理学の研究によると、否定的な言葉は、肯定的な言葉よりも人の記憶に残りやすいという特質を持っています。

これにより、あなたが「でも…」を使う度に、相手は無意識にでも、「この人は私の考えを否定している」と感じてしまう可能性があります。

具体的なケースを挙げると、職場でのプレゼンや会議中に上司や同僚の意見に対して「でも…」を多用すると、「批判的な人」という印象を与える結果になり、評価が下がる恐れがあります。

そのため、無意識にこのフレーズを使わないよう、意識的に言葉を選ぶことが求められます。代わりに使えるフレーズとしては、「そうなんですね、その場合はこうしてみるのも良いかもしれません」といった言い回しがあります。

これなら、意見を尊重しつつ、建設的な提案を行うことができます。また、言葉を変えることにより、よりオープンで協力的な人格を周囲に印象付けることが可能となります。これは、職場での信頼感を高め、最終的には出世への道を切り開く要素となります。

未来の自分のために、言葉を見つめ直そう

普段何気なく使っている「でも…」。しかし、この小さな一言が、あなたの職場での評価や、キャリアの進展に大きな影響を及ぼしているかもしれません。

出世を考えるなら、今すぐこの言葉を封印し、代わりに肯定的で協力的なフレーズを取り入れる努力をしてみませんか？

ちょっとした言葉遣いの違いが、あなたの未来をより明るく開く鍵となります。人間関係を円滑にし、周りからの評価を落とさないための一歩として、「でも…」の使い方を見直してみる価値は充分にあります。

監修：川谷潤太（かわたにじゅんた）株式会社脳レボ代表

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校⻑に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設１年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども‧保護者‧教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。