1. トップ
  2. スキンケア
  3. 【まつ毛】抜けやすい、細くなった… 悩んでいる人は必見!“美まつ毛”のための「NG行動」とおすすめ「ケア方法」

【まつ毛】抜けやすい、細くなった… 悩んでいる人は必見!“美まつ毛”のための「NG行動」とおすすめ「ケア方法」

  • 2025.5.5

アイデザイナーが解説

美しいまつ毛を保つためには? ※画像はイメージです
美しいまつ毛を保つためには? ※画像はイメージです

目元の印象を大きく左右する「まつ毛」。マスカラやビューラーを駆使して、少しでも長く、濃く見せたい! と思っている人は多いのではないでしょうか。でも、そんなまつ毛の“寿命”について詳しい人は決して多くはないかもしれません。

アイデザイナーとして数多くの人の目元を見てきた筆者が、まつ毛の生え変わりの仕組みや美しいまつ毛をキープするケア方法を分かりやすく解説します。

まつ毛も髪の毛と同じように、一定のサイクルで生え変わっています。このサイクルは「毛周期(もうしゅうき)」と呼ばれ、成長初期 → 成長後期 → 退行期 → 休止期の4段階を、およそ3週間~4か月ほどかけて繰り返しています。伸びきったまつ毛は自然に抜け落ち、次々に新しいまつ毛が生えてくる仕組みです。

また、上まつ毛の本数は一般的に片目で100~150本ほど。1日に平均して5本前後が自然に抜けるのが通常の生え変わりサイクルです。とはいえ、このサイクルには個人差があり、生活習慣や体調によっても変化がみられます。

さらに30代に入ると、ホルモンバランスや代謝の変化によってまつ毛が以前より細くなったり短く感じたりすることも。休止期が長くなると新しいまつ毛が生えてくるまで時間が掛かり、まつ毛の量がまばらに見えてしまうこともあります。

「最近、まつ毛が細くなってきたかも……」「以前より減った気がする……」という人は、まさにまつ毛ケアの始めどき。ケアを続けることで、自然な密度や長さを保ちやすくなります。

実は、日常のちょっとしたくせや習慣が原因で、まつ毛の寿命を縮めてしまっているかもしれません。「もしかして私もやってるかも!?」と感じたら、今日から見直してみましょう!

アイメイクを落とすときや洗顔のときなど、つい力を入れてゴシゴシしていませんか? 強い摩擦はまつ毛やまぶたに負担を掛けてしまい、まつ毛の成長にも悪影響を与えてしまいます。

疲れていると、つい「このくらいでいいか」とクレンジングをおざなり済ませてしまいがちですが、アイメイクの残りは毛穴詰まりの原因に。まつ毛の成長を妨げてしまうこともあります。

アイメイクに欠かせないビューラー。強く挟みすぎたり、根元を何度も引っ張るように使うと、まつ毛が切れたり抜けたりしてしまう原因に……。

髪や肌と同じく、まつ毛の健康も身体の内側からの栄養によって支えられています。タンパク質やビタミン、ミネラルが不足すると、まつ毛の成長にも影響を与えてしまいます。

ここからは、プロとして培ってきた知識と経験を基に、まつ毛をしなやかで美しい状態に保つための方法をお伝えします。

クレンジングでゴシゴシこすってしまうのはNG。メイク落としは、コットンにクレンジング剤をたっぷり含ませて、まつ毛の根元に数秒あててから優しくオフしましょう。メイクを“溶かす”ようなイメージで行うと、まつ毛やまぶたへの負担がぐっと軽くなります。

クレンジングの後は、目元専用の保湿アイテムでしっかり保湿を。乾燥もまつ毛トラブルの原因になるので、丁寧にケアしてあげてください。

ハリやコシのある美まつ毛を育てるには、美容液の力を借りるのもおすすめ。夜のスキンケアとして、清潔なまつ毛にサッとひと塗りするだけでOKです。

まつ毛美容液は即効性はありませんが、日々のケアで元気なまつ毛を育てるサポートになります。コツは、続けること。忙しい日も忘れずに塗ってあげましょう。

まつ毛も体の一部。だからこそ、栄養バランスの取れた食事がとても大切です。タンパク質・ビタミン・ミネラルを意識して、魚や卵、大豆製品、緑黄色野菜やナッツなど、いろいろな食材を取り入れてみてください。

さらに、良質な睡眠とストレスの少ない生活リズムも、まつ毛の成長を後押ししてくれます。「最近まつ毛が元気ないかも」と思ったら、食事や睡眠を見直してみてください。

ビューラーでカールを付けるときは、一気にグイッと挟むのではなく、根元・中間・毛先と3段階に分けて優しくカールさせてみてください。ゴム部分が古くなっていないかのチェックも忘れずに。

※ ※ ※

まつ毛も髪や肌と同じように、年齢や毎日の習慣の影響を受けながら生まれ変わっています。クレンジングやビューラーの使い方をちょっと見直したり、美容液でやさしくケアを続けたり。そんな小さな積み重ねが、しなやかでキレイなまつ毛を育てます。

(前田愛香)

元記事で読む
の記事をもっとみる