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運転手「バスを降りる時に『ありがとう』を言うお客さんは1割程度」伝えないまさかの“理由”とは?

  • 2025.6.21
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出典:photoAC(画像はイメージです)

通学通勤、日常の買い物など、生活の中でバスやタクシーをよく利用される人も多いのではないでしょうか。そんな中、SNSでは「運転手さんにありがとうを伝えてる?」という問いかけが話題に。

そこで今回は、弊社のアンケートに寄せられた「各場面での感謝を伝えない理由2選」を紹介します。

1、仕事でやっているため、わざわざ挨拶する必要がない

バスの運転手さんをされている方のSNSアカウントで「降車時にありがとうと言ってくれる客は全体の1割」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

そこで、「降車時にありがとうを伝えない」という方に、その理由をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

バスの運転手も仕事でやっているため、わざわざ挨拶をする必要がないと思うし、逆に迷惑かなとも思ってしまう。
(60代男性・会社員・神奈川県)
子ども時代は小人料金だったので言っていたが、おとなになって大人料金を払ってからは言っていない。乗車にかかる料金をきちんと支払っているし、運転手はその料金に対して運行しているのだから、お互い仕事と割り切って接すればいいと思っている。
(50代男性・自営業・富山県)
いつも利用する路線バスでは、小学生くらいの子どもは「ありがとう」と言っていますが、大人でお礼を言う人は見かけないため言ったことはありません。少し恥ずかしい気持ちになってしまいます。
(30代女性・会社員・東京都)
感謝の言葉を言いたくないわけではないのですが、後ろに降りる人が待っていることが多いので、挨拶をするまでのことはないかなと思っているからです。
(50代男性・会社員・北陸地方)

バスを降りる時、「ありがとうございます」と言うかどうかについて、「言う派」に210票、「何も言わない派」に36票、「会釈だけする派」に54票が集まりました。

ありがとうを言う派の人からは、「お互いに気持ちがいい」「マナー」「無事に到着したから」といった意見や、会釈だけする派の人からは、「声に出すのが恥ずかしい」という意見が寄せられました。

バスの運転手さんは、目的地まで安全に運転することが仕事です。大勢の命を預かるため、緊張感を持ちながら日々運転しているのではないでしょうか。お客さんからの「ありがとうございます」の一言は、運転手さんにとって励みになるのかもしれませんね。

2、お金払って乗っているし、お礼を言う必要はない

タクシーをよく利用するというSNSアカウントで「タクシーを降りる際に運転手さんへありがとうって言っている?」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

そこで、「タクシーの運転手にありがとうを言わない」という方に、その理由をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

お金払って乗っているし、お礼を言う必要はないかなと思い、言ってないから。よっぽど親切にしてもらえたら言うと思う。
(20代男性・関東地方)
感謝してないわけではないですが、人見知りや照れ臭さから口に出してありがとうとは言わないタイプです。代金はきちんと支払っているし言わなかったら悪いというほどの事ではないかなと思っています。
(30代男性・無職・関東地方)
何も言わずに去ります。何か話すと面倒なので基本は何も話さないで去っていきます。心の中で言います。
(30代女性・会社員・北海道)
コンビニなどでも接客してくれた店員には言わないので、タクシーでも言わないのが自然だと感じるから。
(30代男性・フリーランス・神奈川県)

タクシーから降りる際、運転手にありがとうを「言う人」が286票で、「言わない人」が14票と、「ありがとう」と言う人が圧倒的に多い結果となりました。

ありがとうを言う派の人からは、「感謝の気持ちを伝えた方がお互いに気持ちが良い」「お礼を言うことは礼儀」「目的地まで安全に運んでもらったことへの感謝」といった意見が多く寄せられました。

「ありがとう」のひと言はお互いの気持ちを和らげる言葉です。感謝の気持ちを伝えるという少しの心がけで、移動がより気持ちの良い時間になるかもしれませんね。

バス・タクシー運転手への「ありがとう」を見直そう

バスやタクシーの運転手さんへの感謝の気持ちについて、2つの場面での理由を紹介しました。バスでは「仕事だから挨拶は不要」「料金を払っているから割り切った関係で良い」という声が、タクシーでは「お金を払っているからお礼は不要」「人見知りで言いにくい」という声が寄せられました。

アンケート結果を見ると、バスでは「ありがとう」を言う人が7割、タクシーでは9割以上と、感謝を伝える人が多数派となっています。一方で、恥ずかしさや後続の人への配慮から声をかけない人もいることがわかりました。

運転手さんは毎日多くの人の命を預かり、安全運転に集中している大変な仕事です。ちょっとした感謝の気持ちを伝えることで、お互いに気持ちよく過ごせる移動時間になるかもしれませんね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/1/8~2025/1/9、2025/3/25〜2025/3/26
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300