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【NHK大河ドラマ】代役を務め大成功…過去の“突然降板”に対応し、高評価を得た“名俳優”

  • 2025.5.19

2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演予定だった女優・永野芽郁さんが、2025年5月19日(月)に所属事務所を通じて出演辞退を発表しました。
同作の制作発表から注目を集めていただけに、突然の降板というニュースは多くのファンに驚きを与えました。

理由として報道されているのは、一部週刊誌でのプライベートに関する報道。スターダストプロモーションは「関係各所への多大なるご迷惑とご心配を鑑みて」とのコメントを発表し、番組側に辞退を申し入れたとしています。

とはいえ、大河ドラマのような長期プロジェクトでは、過去にも“降板”という予期せぬ事態が発生することがありました。そして、そのたびに“代役”という形で作品を支え、新たな評価を得た俳優たちも存在します。
今回は、そんな突然の降板劇を乗り越えた【代役で成功を収めた俳優たち】を振り返ります。

三宅弘城『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)

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(C)SANKEI

2019年放送の『いだてん』では、俳優のピエール瀧さんが出演中に薬物事件で逮捕されるという衝撃的な事態が発生。演じていた足袋店「播磨屋」の店主・黒坂辛作役を、第16回以降から三宅弘城さんが代役として引き継ぎました。

もともと舞台や映像作品で定評のある三宅さん。短期間での役の引き継ぎにもかかわらず、物語の世界観を壊すことなく自然に溶け込み、その演技力が改めて評価される結果に。ピンチを好演で支えた象徴的なケースとなりました。

川口春奈『麒麟がくる』(2020年)

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(C)SANKEI

2020年の大河『麒麟がくる』では、織田信長の正妻となる帰蝶(濃姫)役として沢尻エリカさんの出演が発表されていましたが、放送2か月前に薬物事件により逮捕。急きょ代役に抜てきされたのが川口春奈さんでした。

クランクインがギリギリだったこともあり、プレッシャーも大きかったと思いますが、その清楚で凛とした佇まいは、戦国時代の女性としての気品と強さを見事に体現。結果的に、彼女にとっても大きな転機となる代表作の一つとなりました。

竜星涼『光る君へ』(2024年)

2024年放送の『光る君へ』では、藤原道長のおいの藤原隆家役を演じる予定だった永山絢斗さんが、大麻所持の容疑で逮捕されたことを受けて降板。その後、代役に抜てきされたのは竜星涼さんでした。

竜星さんはテレビ朝日系『獣電戦隊キョウリュウジャー』で注目を集めた若手俳優。代役の発表から撮影までの期間は短かったものの、役に真摯に向き合い、繊細な演技で時代劇初挑戦ながらも堂々たる存在感を放ちました。SNS上では「違和感がない」「むしろハマっている」といった声も多く、起用は成功だったといえるでしょう。

“降板”の向こう側にある、作品と俳優の未来

突然の降板や出演辞退は、作品制作に大きな影響を及ぼします。スタッフ・キャストにとっても想定外の事態であり、視聴者にとってもショックなニュースです。ですが、過去の事例から見えてくるのは、“代役”という役割が単なる穴埋めではなく、新たな才能が花開くきっかけにもなりうるということ。

川口春奈さんや竜星涼さんのように、その後のキャリアにとって大きなターニングポイントとなったケースも少なくありません。今回の『豊臣兄弟!』においても、代役を務めることになる俳優がどのように物語を引き継ぎ、新たな評価を得るのか、注目が集まります。


※記事は執筆時点の情報です