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『白髪が急に増えた人』には“意外な共通点”があった…→見直すべき“5つの生活習慣”とは?【医師が解説】

  • 2025.5.8
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「4月は元気だったのに、5月に入ってから急に白髪が増えた気がする」
そんな変化を感じたことはありませんか? 白髪は加齢だけでなく、“体の不調やストレス”が原因で突発的に増えることがあるとされています。

特に5月以降は、環境の変化や寒暖差などによって自律神経が乱れやすく、心身の疲労が「髪」に表れやすい季節です。
この記事では、「急に白髪が増えた」と感じた人に向けて、その背景にある体のサインや見直すべき生活習慣を解説します。

白髪は“体の内側の疲れ”が出やすい部位だった

白髪の発生メカニズムは、毛根にある「メラノサイト」という色素細胞がメラニンを作らなくなることにあります。
このメラノサイトの働きは加齢とともに徐々に低下しますが、実はストレスや体調不良によって一時的に機能が止まることもあると考えられています。

5月に白髪が急に増える理由として注目されているのが、次のような身体的・精神的変化です:

  • 年度始めの環境変化によるストレス蓄積
  • 大型連休(GW)による生活リズムの乱れ
  • 寒暖差や気圧変動による自律神経の乱れ
  • 新生活での睡眠不足や疲労の蓄積

これらが続くことで、血流の悪化やホルモンバランスの崩れを引き起こし、毛根への栄養供給が不安定になることが、白髪の増加につながると考えられています。

つまり、白髪の増加は「加齢現象」だけでなく、“体の疲れや不調を知らせる早期サイン”としても受け止める必要があるのです。

急な白髪の裏にある“体調のサイン”とは?見直すべき習慣

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

5月以降に白髪が増えやすい人に共通しているのは、次のような体のサインです。どれかに当てはまる場合は、体がSOSを出している可能性があります。

睡眠の質が落ちている

連休や生活変化によって夜更かしが増えたり、眠りが浅くなっていませんか?
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、毛母細胞やメラノサイトの修復にも関わるため、睡眠の質の低下は白髪の原因になります。

肌の乾燥やくすみが目立つようになった

肌と頭皮は一枚皮でつながっています。乾燥・くすみ・血色の悪さは、頭皮の状態にも影響し、毛根の栄養不足や酸素不足が白髪が増える原因になります。

朝のだるさ・倦怠感が続く

これは自律神経が乱れているサインの一つ。交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないと、血行が悪化し、髪の毛まで栄養が届きにくくなります。

食欲不振や栄養バランスの偏り

ビタミンB群、亜鉛、鉄分、タンパク質など、髪の健康に関わる栄養素が不足すると、メラノサイトの働きが低下しやすくなります。

これらの症状は、一見「よくある春バテ」のようにも見えますが、髪の変化は体の内部環境を映し出す鏡とも言われています。
とくに白髪が急に増えた場合は、体が何らかのダメージを受けているサインとして見逃さないようにしましょう。

“白髪の季節変化”は心と体からのメッセージかもしれない

白髪は年齢だけでなく、季節の変わり目や心身のストレスにも影響を受ける現象です。
特に5月は、年度の疲れが出やすく、連休明けで心身のバランスを崩しやすい時期。そんな時に白髪が目立ち始めたら、それは「内側のケアが必要」という体からのメッセージかもしれません。

急な白髪の増加に気づいたら、まず以下のことを見直してみてください:

  • 毎日の睡眠時間と質は十分か?
  • 栄養バランスのとれた食事が摂れているか?
  • ストレスを感じる時間が多くなっていないか?
  • 湯船に浸かってリラックスできているか?
  • 朝の光を浴びて自律神経を整えているか?

髪の変化に気づくことは、健康を守る第一歩でもあります。
白髪の急増をただの見た目の問題として片づけるのではなく、生活全体を整えるきっかけとして前向きに受け止めることが、健康的な髪と体を保つコツです。


監修:林 瑠加
慶應義塾大学形成外科学教室に約10年間在籍し、一般形成外科、小児、再建分野を幅広く担当。慶應義塾大学大学院医学研究科では毛髪再生の研究に取り組み、医学博士を取得。2015年からは4年半、カンボジアに居住し現地での臨床にも従事した。帰国後は形成外科に加え皮膚科、美容皮膚科の経験を積み、2024年11月に品川区西五反田に「LIKKAスキンクリニック」を開業。患者様の身近なお悩みに対応すべく、保険・自由診療双方からのアプローチで診療を行っている。形成外科専門医、抗加齢医学会専門医、臨床毛髪学会評議員。