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『ONE PIECE』悪魔の実すら“超越した男”…赤髪のシャンクスが“異質な存在感”を放つワケ

  • 2025.6.26
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Google Geminiにて作成(イメージ)

ONE PIECEには、“ただそこに佇むだけで戦争を止める”男が存在します。それが、赤髪のシャンクス。まさに“静かなる覇王”と呼ぶにふさわしい人物です。

なぜ彼は、ほとんど戦わずして、全キャラクターの心を震わせることができるのか?なぜ、強さを誇示することなく、一瞬で空気を支配できるのか?

今回は、“赤髪のシャンクスという男の存在感”に焦点を当ててご紹介します。

※この記事は111巻までのネタバレを含みます。

シャンクスの存在感

エルバフ近海で、キッドが放とうとした電磁砲(ダムド・パンク)に対し、シャンクスは見聞色の覇気“未来視”を使い、先読みして“神避”を喰らわせ、一撃でキッドを戦闘不能にしました。

また、マリンフォード頂上戦争では、赤髪海賊団の登場とシャンクスの一言だけで、海軍も海賊も戦闘を止めざるを得ませんでした。シャンクスは、まるで“もう一つの世界政府”のような存在感を放ちながら、世界のバランスを保とうとしたのです。

ここで一つ、不思議なことに気づきます。シャンクスは悪魔の実の能力者としての描写がありません。それどころか、赤髪海賊団の他のメンバーについても、能力者であるかどうか明らかにされていません。

ルフィは“ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ”、黒ひげは“ヤミヤミの実”と“グラグラの実”、赤犬・青キジ・黄猿もそれぞれ自然(ロギア)系の能力者。

そんな中で、シャンクスたちだけが、あえて“能力を描かれていない”というのは、偶然ではなく、意図された演出に感じられます。

シャンクスの憧れは、ロジャー

シャンクスは、かつてロジャー海賊団の一員でした。世界を変える悪魔の実をたくさん見てきたはずです。

しかし、シャンクスが信じたのは“覇気”でした。それは、彼の憧れであり師であるロジャーが、悪魔の実の力を一切使わずに“海賊王”に到達したからです。

その背中を間近で見てきたシャンクスは、ロジャーの剣技「神避」をも習得。覇気こそが真の力であると、自らの信念として貫いているのです。

シャンクスの強さは、まさに覇気によって成り立っています。“見聞色”“武装色”そして異常なまでに洗練された“覇王色”。すべてが人知を超えた精度で練り上げられています

シャンクスは“悪魔の実”の能力者全盛の時代に、あえて能力を持たない。それはまるで、刀も銃も持たずに戦場に立つようなものかもしれません。

けれどシャンクスは、そんな状況で“最強の覇王色の覇気”を持ち、世界の均衡すら一手に背負っているのです。もはや彼は、神にも悪魔にもならなかった“最後の男”と言えるかもしれません。

まとめ

今回は、“赤髪のシャンクスという男の存在感”をご紹介しました。

シャンクスの存在感は、力の誇示ではなく、空気を支配する“静けさ”にあります。戦わずして止め、語らずして動かす――。

そんな彼の“在り方”こそが、時代を動かす最大の武器なのです。シャンクスが現れるたび、物語の空気は一変する。それがシャンクスという男の、誰にも真似できない“覇王の証明”なのかもしれません。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
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