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『ONE PIECE』アニメ放送から約18年 “下した決断”に…ファン「納得」「大正解すぎる」

  • 2025.6.12

 

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Google Geminiにて作成(イメージ)

『ONE PIECE』のテレビアニメは、この春から時間帯が変更になり、約18年間放送されてきた日曜朝の時間帯(9時30分)を、日曜夜の時間帯(23時15分)の放送枠へ引っ越しました。つまりアニメ『ONE PIECE』は、朝から深夜枠へと移動したのです。

今回は、フジテレビアニメ「ONE PIECEが深夜枠にいって巻き起こる“最強”な現象について」を、ご紹介します!

※この記事は111巻までのネタバレを含みます。

“シリアス展開”原作を「改変なし」で放送できる

『ONE PIECE』は、いま本当に“終わり”へ向かい始めています。原作は最終章を迎え、アニメもついに“深夜帯”へと時間帯を移動し、物語は着実にラストへ歩みを進めています。そんなアニメ『ONE PIECE』が朝から深夜枠へと移動した事に、実はとてつもない意味がありました。

まず、深夜帯は「表現の幅を広げやすい」ことにあります。

現在のエッグヘッド編ですでに描かれ始めている、天竜人の非常に横暴で冷酷な行い、暴力表現、流血、苦悩、絶望など、朝に見るには重すぎる展開が増え始めていて、これからもそのような展開が巻き起こる可能性は極めて高く、けれどその原作をなるべく改変せずに放送する為に行われた施策、それが深夜枠への移動と言われています。

けれど『ONE PIECE』がこれまで何度も“泣ける少年漫画”としての限界を更新してきたのは、この“ギリギリの表現”があったからこそなのです。そしてこのギリギリを表現するには、夜の放送が特にうってつけだと思われます。

夜ならば、戦いの重みも、死のリアルも、仲間との別れも、一切ごまかさずに描ける可能性が高く、“原作の魂”をそのまま表現できると思われるのです。

ターゲット層の“成長”と“マッチ”

さらにこの“深夜帯”への移動は、28年も作品を愛し続けてくれた、かつて子どもだったファンたちへの、感謝の表れなのかもしれません。なぜなら『ONE PIECE』が始まったのは1997年。ルフィたちが“東の海(イーストブルー)”を旅していた頃、ファンの多くは小学生、中学生だったはずです。

そしてあれから28年、気がつけばかつての子どもたちは今、30代、40代となり、毎日仕事に追われ、家族を持ち、休日の日曜日の朝は、少しでも長く体を休めたいと思っているはずなのです。

つまりあの頃の読者は、“夜にしかアニメを観られない大人”になったのです。そんかかつての子ども達の“成長”に寄り添い、最終章を迎えるアニメ『ONE PIECE』が、放送時間をかつての子供達に合わせてくれた可能性があります。

朝の時間じゃアニメを観れないけれど、夜なら自分のペースで、静かな時間にじっくり観ることができる。そのための“深夜帯”への移動なのかもしれません。

視聴者も、もはや子どもよりも大人の方が多く、その大人は自分の“人生そのもの”を重ねながら観ている、それがアニメ『ONE PIECE』なのかもしれません。

まとめ

今回は、フジテレビアニメ『ONE PIECE』が深夜枠に移動して巻き起こる“最強”な現象についてご紹介しました。この決断にはSNSでも「納得」「大正解すぎる」とファンからの肯定的な声が多数見受けられます。

現在、リアルタイム視聴の価値も年々下がってきており、テレビで観るよりもYouTube公式チャンネルや見逃し配信で観るのが主流となっています。さらに内容も、かつてよりもシリアスなテーマや描写が増え、子どもだけでなく大人も強く意識したアニメになってきている『ONE PIECE』。

深夜枠への移動は、“20年以上『ONE PIECE』を愛してきた大人たち”に向けた、意味を込めた新たな“挑戦”なのかもしれません。これからの『ONE PIECE』の新たな展開を楽しみに待ちましょう!


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
参考動画:【驚愕‼️】アニワンが深夜枠へ移動したヤバイ理由がコレ!揺れるフジテレビ問題の関係と面白い伏線と考察2選【ワンピースのヤバい雑学】【ONE PIECE FILM RED】麦わらの一味ゾロ #アニメ