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リピートしたくなる!洗練と遊び心が詰まったコンセプチュアルホテル3選【大阪ホテル最前線 vol.2】

  • 2025.4.30

【ゼンティス大阪(Zentis Osaka)】「お気に入り」に加えたい。居心地抜群の上質な空間。

堂島川から一本奥に入った通りにあり、北新地の繁華街が目と鼻の先とは思えない静かな佇まい。
堂島川から一本奥に入った通りにあり、北新地の繁華街が目と鼻の先とは思えない静かな佇まい。

2020年のオープン以来、ゲストの約8割を占めるという外国人旅行者を中心に、ロケーションのよさ、洗練されたインテリア、機能的で快適な客室、スタッフのホスピタリティで、年々ファンを増やし続けるゼンティス大阪(Zentis Osaka)。世界各国のラグジュアリーホテルを数多く手がけた英国のインテリアデザイナー、タラ・バーナードが、”Encounters of a New Kind 感性が、深呼吸する場所。”のコンセプトのもとにデザインを指揮。自然な素材や色を基調としつつ、都会的なセンスにあふれた空間を創り上げた。2階の「アップステアーズ ラウンジ、バー、レストラン 」は、2017年から9年連続でミシュラン1つ星を続ける東京・中目黒のフレンチ「クラフタル」の大土橋真也シェフが監修。大阪の食文化をリスペクトしながら、一段上 (UPSTAIRS) の繊細でクリエイティブな料理を提供している。

タラ・バーナードは、自然の素材を積極的に取り入れ、穏やかで居心地のよい空間を作り出した。
タラ・バーナードは、自然の素材を積極的に取り入れ、穏やかで居心地のよい空間を作り出した。

アップステアーズで定期的に開催される「サロン ド ゼンティス(Salon de Zentis)」は、ジミ・ヘンドリックス、ジョン・レノン、プリンスなど、音楽史に名を残す有名アーティストの曲をレコードで楽しむ音楽イベント。音楽、映画アートなど幅広いジャンルを手がけるプロデューサー、立川直樹の解説と、アーティストにちなんだカクテルや限定のディナーコースが人気で毎回満席御礼だ。

「サロン ド ゼンティス」当日は、ラウンジやレストラン、バーがハイエンドオーディオの奏でる音楽で包まれる。
「サロン ド ゼンティス」当日は、ラウンジやレストラン、バーがハイエンドオーディオの奏でる音楽で包まれる。

”最高の身支度を整える場所”をコンセプトとした24時間利用可能な多目的ルーム「Room 001」のセンスのよさも流石だ。大正13年創業・木村石鹸製の環境に優しいオリジナル洗剤を常備したコインランドリーや高性能のスチームアイロンも完備。待ち時間をゆったり過ごせるライブラリーのほか、フレグランスアドバイザーが季節ごとに厳選する男女、ユニセックス用の香水やコロンを揃えた「フレグランスバー」もあり、旅先でも快適にオシャレを楽しむことができる。

ランドリーマシン、フレグランスバー、コーヒーマシン、ライブラリーなどを備えた24時間利用可能な多目的ルーム「Room 001」。
ランドリーマシン、フレグランスバー、コーヒーマシン、ライブラリーなどを備えた24時間利用可能な多目的ルーム「Room 001」。

ゼンティス大阪(Zentis Osaka)

大阪府大阪市北区堂島浜1-4-26

Tel./06-4796-0111

料金/1室1泊21,000円~ ※2025年4月現在

https://zentishotels.com/ja/osaka/

【Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新】斬新なコンセプトのホテルは、ホスピタリティも革新的

広さ51㎡のゆとりある客室。革張りのソファーに沈み込んでゆったりと過ごせる。(11F テタンジェ)
広さ51㎡のゆとりある客室。革張りのソファーに沈み込んでゆったりと過ごせる。(11F テタンジェ)

心斎橋、道頓堀界隈の繁華街から歩いて7、8分という好立地。狭い通りにぎゅっと凝縮していた飲食店が少しまばらになったあたりに、2024年1月、シャンパンをテーマにしたユニークなホテル「Cuvée J2 Hôte Osaka by 温故知新」がオープンした。映画007シリーズでジェームズ・ボンドが愛飲する「ボランジェ」、妥協のない高品質のシャンパーニュ造りで知られる「シャルル・エドシック」、マリー・アントワネットに献上されたボトルが起源の「レア」など、名門11メゾンとコラボした世界初のオフィシャル・シャンパン・ホテルだ。オールインクルーシブのプランを選べば、メゾンを代表するボトルのプレゼントもある。

1階エントランスを入るとそこには何もなく、一瞬とまどうが、隠し扉の奥にエレベーターが。
1階エントランスを入るとそこには何もなく、一瞬とまどうが、隠し扉の奥にエレベーターが。

ワンフロア・ワンルームの客室は、最上階14階のペントハウスを除けば、すべて51㎡というゆったりとした広さ。白を基調としたインテリアで統一され、各メゾンのキーカラーやエンブレム、ロゴをあしらったベッドカバーやクッションがアクセントになっている。リビングエリアには、真っ白な革張りのソファーが置かれ、シャンパングラスを片手に、4Kプロジェクターの大画面映像を優雅に楽しめる。また24時間適温の湯で満たされるエニータイムバスは、遊び疲れた身体を癒すには最高だ。

思い立ったときに、24時間いつでも入れる風呂は想像以上に快適。
思い立ったときに、24時間いつでも入れる風呂は想像以上に快適。

メインダイニングは、カウンター10席のみの特等席。200種類以上用意された上質なシャンパンとのマリアージュをテーマにした鮨レストラン「AWA SUSHI 泡鮨」だ。東京のミシュラン星付き鮨店で修業した女性料理長、安部愛弓が、正統な江戸前鮨に、食の街大阪のおおらかさを盛り込み、目も舌も楽しめる鮨に昇華させた。素材と仕込みにこだわった鮨は本格的で、シャンパンとのペアリングも秀逸。新しい鮨の世界を見せてくれる。

旨ければ、形にはこだわらない大阪だからこそできたシャンパンをテーマにした本格鮨。
旨ければ、形にはこだわらない大阪だからこそできたシャンパンをテーマにした本格鮨。

Cuvée J2 Hôte Osaka by 温故知新

大阪府大阪市中央区南船場2-6-7

Tel./06-6262-3600

料金/1室1泊94,000円~ ※2025年4月現在

https://j2.by-onko-chishin.com/

【キャノピーbyヒルトン大阪梅田】全館で大阪を感じる地域密着のライフスタイルホテル

公園を中心にデザインされたグラングリーン大阪。その一角に建つ26階建て北館の上層階を占める。
Generated image公園を中心にデザインされたグラングリーン大阪。その一角に建つ26階建て北館の上層階を占める。

2024年9月、大阪駅北側の通称・うめきたに、ヒルトンの地域密着型ライフスタイルブランド「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」がオープンした。大阪駅から徒歩約7分という抜群のアクセスを誇り、グランフロント大阪、グラングリーン大阪という梅田の2大モールへも連絡通路で直結するなど、ショッピングにも、エンタメにも絶好のロケーションだ。

館内には、たこ焼き、そろばん、ヒョウ柄、祭りなど、大阪カルチャーをモチーフにしたユニークなアートが随所に飾られている。
館内には、たこ焼き、そろばん、ヒョウ柄、祭りなど、大阪カルチャーをモチーフにしたユニークなアートが随所に飾られている。

全308室の客室は、水都・大阪を表現した「リバーブルー」、グラングリーン大阪の緑を表す「うめきたグリーン」の2色を基調に、豊臣秀吉の馬印だった千成瓢箪をモチーフにしたキャノピー(天蓋)、関西発祥といわれる縁起物の福助人形の置物、レトロな冷蔵庫を模したミニバースペースなど、ユーモアを忍ばせつつ、心地よい空間を創り上げている。

うめきたエリアの空の広さを実感できる開放感たっぷりの「ジャジャバー」のテラス席。
うめきたエリアの空の広さを実感できる開放感たっぷりの「ジャジャバー」のテラス席。

東京、ドバイ、シドニーなどの名立たるレストランやホテルで経験を積んだ総料理長ポール・ガスパが率いる3つのレストラン&バーは、ネーミングもユニークだが、メニューやサービスも個性豊か。大阪の文化や歴史にインスパイアされた新しい料理を披露する。オールデイダイニング「シーシー カーボンコピー」は、黒門市場のアーケードや大阪土産の定番・豚まんをモチーフにした空間の中で、地元の食材を活かした多国籍料理を小皿スタイルで提供。バー&ラウンジ「ジャジャバー」のメニューは、関西発のクラフトビールや大阪名物のお好み焼き、点天餃子をアレンジしたおつまみなど、徹底したローカルぶりだ。カフェ「ビーンゼア うめだ」では、スペシャルティコーヒー専門店「リロ コーヒー ロースターズ」のオリジナルローストを飲みながら心地よい時間を過ごすことができる。

32㎡のスタンダードルームから127㎡のスイートルームまで、多彩な部屋のタイプが用意されている。
32㎡のスタンダードルームから127㎡のスイートルームまで、多彩な部屋のタイプが用意されている。

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館

Tel./06-7658-5300

料金/1室1泊50,600円~ ※2025年4月現在

https://canopy-osaka.hiltonjapan.co.jp/

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