フライト中、隣の母親から「席を譲って」要求。断ると子どもが泣き叫び…投稿者の行動に賛否＜海外の機内トラブル2選＞

2025.5.5

飛行機での長時間フライトは、見知らぬ人と狭い空間を共有する特殊な環境ですよね。そんな中で起きた2つの異なるトラブルが海外のSNS「Reddit」で大きな議論を呼んでいます。

席の譲り合いや隣人のマナーなど、「正しい対応」とは何なのか、多くの人が意見を寄せています。

子連れ母親との席交換拒否は冷たすぎる？閉所恐怖症の乗客と子どもの間で

フライト中、予約した席に座る権利と他者への思いやり、どちらを優先すべきでしょうか。この体験談では、閉所恐怖症を理由に子連れ母親の席交換依頼を断った投稿者が「私は悪くないよね？」と問いかけています。

飛行機で母親と席を交換しなかったし隣にいた子どもの世話もしなかった、私のやったことは非道なのか？

2年前の出来事なんだけど、未だに家族は「あなたが悪い」って言ってくる。

家族に会うために飛行機に乗っていて、私の席は廊下側だった。
これはとてもありがたいことだった、真ん中の席や窓際の席は閉所恐怖症の症状が出てしまうからね。

席につこうとしたときに、2人の子ども（4歳か5歳くらいで双子だったかもしれない）を連れた母親がやってきた。そして母親が席を交換してほしい、と頼んできたんだ。
具体的にどこの席だったのかは覚えていないのだけど、確か私より数列くらい後ろにある窓際の席だった気がする。
私が席の交換はできないことと閉所恐怖症のことを説明した。
すると母親はイライラした様子で何度も何度も交換してほしいと頼んできた。
客室乗務員がもう離陸することを伝えに来たけど、それでもまだ席の交換をお願いしてきた。
私は断ったのだけど、そこで母親は「席の交換ができないなら、子どもの世話をしてほしい」と言ってきたんだ。
だからそれは無理だということと、そんなに子どもと一緒にいたいなら一緒の席を最初から予約すべきだと話した。
母親はムッとした様子で自分の席に戻っていった。子どもは私のとなりの席に座った。

ヘッドフォンをつけて映画を見るのに集中していたから、子どものことは気にしてなかった。
どうやら喧嘩していて片方が泣き出したようだ。数分間子どもは泣き叫び、母親はこっちにきてなんでちゃんと子どもを見ていなかったのか私に聞いた。
だから「他人の子どもの世話をしようとは思わないし、それははっきりと言ったはずです」と言ったんだ。

最終的には客室乗務員が、元から座ってた廊下側の席と母親が座っていた窓側の席を交換できる人を見つけた。なのでその人が窓側の席に座り、母親は私の席に座り、私はその人がいた廊下側の席に座る結果に落ち着いた。

この一連の出来事を家族に話したら、私がやったことは悪いことで子どものことは見ておくべきだった、と言われたんだよね。私は子どもの面倒を見るのが自分の責任だとは思えなかった、だって自分の子どもじゃないしこの母親が親子一緒の席を予約できなかったのは私のせいじゃないんだ。
もし子どもが怪我をしたり、緊急事態になったらもちろん何かしたよ、何もしないわけじゃない。私はフライト中ずっと子どもをなだめたり喧嘩しないように気遣ったりしたくなかっただけ。

これは子どもをしっかり世話しなかった私が悪いのかな？意見を求む。

この投稿に対して、様々な視点からのコメントが寄せられました。一般的な見解としては「席交換を断る権利はある」というものでしたが、航空会社の運用実態を知る人からは別の視点も提示されています。

母親だけが悪いわけではなく、親子の席を離してしまった航空会社にも問題がある
閉所恐怖症という健康上の理由がある以上、席交換を断るのは当然
子どもの世話は親の責任であり、見知らぬ人に押し付けるべきではない

隣席の女性が私のトレイにゴミを置いた！不快な行為にどう対応すべきか

機内での限られたスペースで快適に過ごすためには、お互いの配慮が欠かせません。あるReddit投稿者は、まだ食事中だというのに、隣席の女性が自分のトレイにゴミを置いてきたという不快な体験を共有しました。

「フライト中、女性が私のトレイにゴミを置いてきた」

私は真ん中の席にいて、夫は通路側にいて、窓側には見知らぬ女性が座っていた。

長いフライトだったので、デルタ航空は「機内食」を提供していたの。窓際の女性と私はこの時点まで交流がなかった。

みんなで同時に食べはじめて、彼女が先に食べ終わった。CAがゴミを集め始めたけど、私たちは後ろの方にいたので、私たちのところに来るまでしばらくかかりそうだったの。

そうしたら、その女性は空の容器を私のトレイの端に置いて、自分のトレイを畳もうとしていたの。私はまだ食べていたのに。

私はしばらく呆然としていたのだけど、すぐに嫌悪感に変わり、彼女に「悪いけど、私のトレイからゴミを出してもらえない？」と言った。

彼女は完全にふてくされてトレイを元に戻すと、ゴミをゆっくりと一つずつ取って行くという驚くべき行動を見せた。

いうまでもなく、残りのフライト中も彼女はなんだか不機嫌だった。一体何なの？私が悪いの？

この投稿に対しては、ほぼ全員が投稿者の対応を支持する反応でした。見知らぬ人のトレイに自分のゴミを置くという行為は常識的に考えても非常識だという意見が大多数です。

もう少し待てば客室乗務員がゴミを回収しに来たはずなのに、なぜ他人のスペースに侵入したのか理解できない
投稿者の対応は適切で、むしろよく言えた！
相手の態度が悪すぎて驚いたよ…

まとめ

今回紹介した2つの事例からは、異なる立場からの視点を考慮することの大切さが浮かび上がってきます。

席交換の事例では、個人の健康上の理由（閉所恐怖症）と子連れ母親の事情が対立する場面でした。多くの意見が一致したのは、「航空会社のシステムに問題がある」という点です。親子が離れ離れになる席配置を避ける仕組みがあれば、こうしたトラブルは起きなかったでしょう。

一方、トレイにゴミを置く行為については、ほとんどの人が「非常識」と判断しました。他者のスペースを勝手に使用する行為は、どんな理由があっても基本的なマナー違反と見なされています。

これらの事例が示すように、機内での振る舞いには明確な「正解」がない場面もあります。しかし、お互いに尊重し合い、必要なコミュニケーションを取ることで、多くの問題は未然に防げるのではないでしょうか。

出典：Reddit（AITA for not switching seats with a mother on an airplane, then ignoring her children?、AITA for getting upset a woman on a flight put her garbage on my tray?）