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フライト中、席を倒すと後ろの客が「戻せ」発言。CAに注意されるも…“身勝手さ”に唖然<海外のリクライニングトラブル2選>

  • 2025.5.2
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出典:photoAC(写真はイメージです)

飛行機の座席での「リクライニング問題」は、国内外問わずたびたびSNSで話題になりますよね。

今回は逆の立場から見た2つのケースを紹介します。一方はファーストクラスで席を倒したら後ろの乗客から文句を言われた人。もう一方は長身のためにリクライニングされると膝が苦しくなる人。

同じ「座席」をめぐる問題でも、視点によって全く異なる意見が飛び交っているようです。

ファーストクラスなのに「リクライニングするな」と言われた男性の悩み

年間15万マイル以上飛行機に乗る常連客が体験した「リクライニング問題」が海外SNSで大きな議論を呼んでいます。ファーストクラスの座席でさえ、リクライニングがトラブルの原因になるとは驚きですね…。

これはよく議論になる話題なのは分かってる。でも、聞いてくれ。

私は年間に15万マイル貯まるくらいには飛行機に乗ってる。ほとんどが仕事での移動だけどね。

いつもはビジネスクラスなんだけど、体が大きい(身長191cm、体重約160kg)から、いつも苦労しててさ。今回はファーストクラスの席を取ったんだ。

搭乗してからしばらくして、「シートベルト着用サイン」が消えたのを確認して、いつものように後ろを振り返って相手がノートPCを開いていないか確認、そしてゆっくりとリクライニングしたんだ。何回か経験があるんだけど、特にファーストクラスでは、リクライニングなんて誰も気にしないのが普通

でも今回は違った。リクライニングして20秒もしないうちに、後ろの男性に肩を叩かれて「シートを元に戻せよ」と言われたんだ。正直驚いたけど、とりあえず彼の言う通りに戻した。でも納得できなかったから、客室乗務員を呼んで、「食事の後にまたリクライニングするつもりだけど、彼に事前に伝えてもらえますか?」と相談した。すると乗務員は一言、「お客様の自由ですよ」と言ってくれた。

その言葉に安堵して、食事が終わった後にまたリクライニングをしたんだが、また彼に肩を叩かれて「シートを戻せって言ったよな?」と文句を言われたんだ。

埒が明かないと思い、「客室乗務員に相談してください」とだけ伝え無視することにした。その後、結局彼は乗務員を呼び出し苦情を言っていたが、「リクライニングは許可されている」との説明を受け、以降は何も言わなくなった。

結局、大きな揉め事にはならなかったけど、彼は飛行機を降りるまでずっと俺を睨んでいてさ…

私はちゃんと礼儀を尽くしたつもりだし、ファーストクラスのチケットを買ってまで4時間以上ずっと直立で座るつもりはなかった。

私が悪かったのかな?

この投稿に対し、海外からのコメントではほとんどが投稿者を支持する声でした。

  • ファーストクラスでリクライニングに文句を言うなんて理解できない、座席には当然その機能があるのだから使って当然だという意見
  • 体が大きい人が快適に過ごすためにわざわざお金を払ったのに、座席の機能を使えないなんておかしいという声
  • そもそもファーストクラスなら十分なスペースがあるはずで、リクライニングしても後ろの人に影響はないはずだという指摘

長身の男性が前の席のリクライニングを「許さなかった」理由

一方、身長196cmという長身の男性は、別の悩みを抱えていました。彼のエコノミークラスでの体験は、前述のケースとは正反対の視点のトラブルでした。

前の乗客に席をリクライニングさせなかった私は悪いの?

私は196cmで足が長い。短時間のフライトであれば、しばらくの間快適でなくても問題ないので通常はエコノミークラスの席を購入している。

とはいえ、周りの人のスペースを決して邪魔しないように常に気をつけているよ。背が高く肩幅の広い人と一緒にいると窮屈になる場合もあるからね。

先週、私は4時間の国際線のフライトで、膝を前の座席に押し込んでいた。

真ん前の乗客はリクライニングしようとしたのだけれど、私の膝のせいでできないことに気づくと、こちらに振り向き、私に嫌な顔をしてから、また力を込めてリクライニングしようとした。

私は少しイライラしたのだが、彼女に謝って、私が足を動かしたら、私は横のスペースを使うことになる(つまり、私の足を他の人のスペースに横に移動して、彼女のためにスペースを作らなければならない)と伝えた。

彼女は、私が自分のためのスペースを増やしたいからわざとそうしているのだろうと、私を非難してバカ呼ばわりまでされた。

そして、「通常のエコノミークラスの座席に座れないなら、周りの人がもっと自由に座れるように追加料金を払って非常口の席に座るべきだ」と言ってきて…

正直に言うと、エコノミーでシートを倒す人は迷惑だし、思いやりがないと常々感じているので、彼女のために膝を動かす必要はないと思った。
また、私はこの便に特別な非常口席があるかどうか確認していない。なぜなら、普段は必要性を感じないから。

隣の席とのトラブルはめったにない。だけど前の乗客がリクライニングできないという問題は、いつもじゃないけど、以前にも起こったことがあり、嫌な顔をされたことがある。
つまり私が悪いのか?

いつも問題になるわけではないが、前の乗客がリクライニングできるよう、もっと脚のスペースがある席に追加料金を払うべきなのかな。

この投稿に対する反応は真っ二つに分かれ、賛否両論な結果に。

  • 彼は悪くない、航空会社が座席を詰め込みすぎているのが問題で、体型のせいで責められるべきではない
  • リクライニングは乗客の権利だから、自分の体型に合わせて非常口座席など広い席を予約すべきだ
  • エコノミークラスでのリクライニング機能自体を廃止すべきだという意見も

まとめ

リクライニング問題は、飛行機の座席設計と乗客の多様な体型・ニーズの間にある根本的な矛盾を浮き彫りに。

ファーストクラスでは広いスペースがあるにもかかわらずトラブルが生じる一方で、エコノミークラスでは限られたスペースをめぐって対立が起きています。

どちらのケースも、「自分が払ったお金に見合ったサービスを受けたい」という当然の欲求が根底にありそうです。

結局のところ、この問題の解決には航空会社の座席設計の改善、明確なルールの設定、そして何よりも乗客同士の思いやりが必要なのかもしれません。


出典:Reddit(AITA for reclining my first class airplane seat?AITA for not letting the passenger in front of me recline their seat on a flight?)