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「嫌いになると思った…」心身ボロボロで“引退を覚悟”…だけど「日本映画界の宝」「何度観ても圧巻」“破格の快演”で魅せた名女優

  • 2025.8.21

私生活での環境の大きな変化や苦難を乗り越え、さまざまなシーンで活躍する女性たち。今回は、そんな“苦難の中で歩みを進める”女優5選をセレクトしました。本記事では第5弾として、蒼井優さんをご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

苦難の中で歩みを進める女優・蒼井優

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入籍会見の蒼井優(C)SANKEI

経歴

1999年、ミュージカル『アニー』のポリー役でデビューを果たした蒼井優さん。その後、現在の所属芸能事務所“taft”に応募し、事務所の所属が決まります。2001年に映画『リリイ・シュシュのすべて』での演技が高く評価され、女優としての仕事が多く舞い込むようになりました。

2004年に日本大学藝術学部に合格した蒼井さんは、学業か俳優業のどちらに進むか岐路に立たされます。そんななか、19歳の時に釜山国際映画祭に参加したことをきっかけに俳優への思いがあふれ出し、大学を中退して俳優業に専念することに。その後は数々の作品に出演し、名のある映画賞を多数獲得しています。

女優引退も…?嫌いになりかけた“女優”という仕事

高い演技力と幅広い表現力で、観る人を圧倒する演技を見せる蒼井さん。今や演技派女優という地位を確立し、蒼井さんの演技力によって作品の深みや面白さは格段にアップしていることは間違いないでしょう。しかし、そんな蒼井さんには女優を引退しようか悩んでいた過去があったそうです。

2010年公開の映画『おとうと』の出演前に、女優を辞めようかと思っていたという蒼井さん。映画『フラガール』で大ブレイクした蒼井さんは、当時あまりの忙しさで相手のセリフが聞けないほど心身ともに限界だったそうです。そんなある日、ある作品での涙を流すシーンで、演技ではない自然な涙が出た蒼井さん。そのシーンをプロデューサーから褒められた際のことを、『A-studio』で以下のように語りました。

なんか騙してる感じになっちゃって、このままこの仕事を続けたら嫌いになると思ったんです
出典:A-studio 2015年10月30日放送

心身ともにボロボロになった蒼井さんは、一時女優の仕事を休業します。しかし、休業から7か月が経ったある日、もう一度女優をやりたいと事務所に電話すると、山田洋次監督の映画のオファーが来ていると知らされると、蒼井さんは即諾。女優としての活動を再開し、目覚ましい活躍を見せるのでした。当時のことを、蒼井さんは『家族はつらいよ2』の舞台挨拶で以下のように語っています。

まだ10代の時に、山田監督の映画『学校』のオーディションを受けて、落ちたんですよ。ものすごく山田監督の映画が好きで、どうしても出たかったんです
出典:『家族はつらいよ2』舞台挨拶 2017年5月27日配信

フラダンスを始める人続出?!蒼井優の今後の活躍に期待!

蒼井優さんの名を世に広めるきっかけとなった作品が、2006年公開の映画『フラガール』です。蒼井さんは高校3年生のフラダンサーを好演し、第30回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞をはじめ、数々の映画賞を獲得しています。

「何度観ても圧巻」「蒼井優ちゃんの踊りが素晴らしすぎて、フラを習い始めました」「ほんとに日本映画界の宝」と、大絶賛のコメントが数多く寄せられていました。

映画『フラガール』以降も、さまざまな作品で圧巻の演技を披露してきた蒼井優さんの今後の活躍に期待が高まります!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です