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医師「実は肌を傷つけている…」→間違った『メイク落とし』してない?!…意外とやりがちな“NG習慣”とは?【医師が警告】

  • 2025.5.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

化粧をした日に欠かせないのがメイク落とし。普段何気なくやっているメイク落としの方法、本当に合ってますか?「よかれと思って」やっていることが、実は肌を傷つけている…なんてことも。

今回は、医師が指摘するメイク落としの意外な誤解と、正しい方法について詳しく解説します。

摩擦こそ最大の敵!ゴシゴシは控えて

メイク落としといえば、オイルやミルク、ジェルやバームなど様々な種類がありますよね。そして、どのメイク落としを使うにしても、共通して言えるのが使用する際に「肌への摩擦を極力減らす」ことがポイントです。

毛穴に入り込んだメイクを落とそうと、無意識にゴシゴシこすってしまいがちですが、これが肌への大きな負担になっているのです。

皮膚科医によると、メイク落としやクレンジングによる摩擦は、肌のバリア機能を低下させ、乾燥や炎症、シワ、たるみといった肌トラブルの原因になる可能性があると言われています。特に、目元や口元といったデリケートな部分は、より丁寧に扱うことが大切です。

クレンジング選びにも注意!

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

クレンジング剤を選ぶ際には、自分の肌質に合ったものを選ぶことが重要です。乾燥肌の人は、オイルやミルククレンジングなど油分が多いタイプを選び、オイリー肌の人は、ジェルやフォームクレンジングなどさっぱりとしたタイプを選ぶのがおすすめです。

また、クレンジング剤の使い方も重要です。ゴシゴシこするのではなく、優しく円を描くようにマッサージするように落とすことがポイント。特に、ウォータープルーフタイプのマスカラなどは、強くこすらず、専用のリムーバーを使用し、優しく丁寧に落とすことが大切です。

さらに、クレンジング後は、必ずぬるま湯でしっかり洗い流し、肌に残らないように注意しましょう。近年発売されている化粧品は、肌のことを考えて作られているものが多く、多少肌に残っていてもトラブルが起きにくくなっていますが、できるだけ洗い残しがないようなクレンジング方法を実践しましょう。

クレンジング後のケアも重要に

メイク落としやクレンジングを丁寧にしても、その後のケアを怠ってしまったら肌トラブルの原因となることも。

クレンジング後の肌は、汚れを取り除いただけでなく、肌本来のうるおい成分も取り除かれている状態になります。そのため、保湿は非常に重要です。乾燥した状態の肌は、バリア機能が低下しやすいため、すぐに化粧水や乳液などを使用してしっかりと保湿することで、肌の健康を保つことができます。

肌の状態を見ながら正しいケアを

今回ご紹介したように、メイク落としは、ただメイクを落とすだけでなく、肌への負担を最小限に抑えることが非常に重要です。ゴシゴシとこすらず、優しく丁寧に、そして自分の肌質に合ったクレンジング剤を選ぶことで、肌トラブルを防ぎ、健康的な美しい肌を保つことができます。

誰でもすぐに実践できることばかりなので、今日から試してみてはいかがでしょうか。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。