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「ついついやりがち…」→【Excel】やってはいけない“4つのNG行為”とは?

  • 2025.4.28

 

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データをチームで共有する際に使われることの多いExcelファイルですが、他の人が作った資料を見て「見づらいな…」と感じた経験、ありませんか?

明確なルールがあるわけではないものの、少なくとも共有ファイルには“自分だけのマイルール”を持ち込まないようにしたいところです。
今回は、まだやりがちな「Excelでやってはいけない行為」を4つご紹介。各NG行為に対するおすすめの代替方法もあわせて解説します!

1|列・行を非表示にする

不要なセルを一時的に隠せる「非表示」機能は便利ですが、
他の人がどこを非表示にしているか分からず、見落としや混乱の原因になりがちです。

とくに、共同作業中に何度も表示/非表示を切り替えるのは手間になるうえ、
非表示の存在自体に気づかないケースも多々あります。

[代替案]グループ化機能で「隠れている場所」を見える化

「グループ化」機能を使うと、列や行の上に「+」「−」マークが表示され、
非表示になっている箇所が一目でわかります。

[グループ化の方法(最新版Excel対応)]

  1. 非表示にしたい列または行を選択
  2. リボンの「データ」タブから「グループ化」をクリック
  3. 「−」マークが表示されるのでクリックで折りたたみ可能
  4. 再表示する場合は「+」をクリック

不要になった場合は「グループ解除」で元に戻せます。

2|表の端まで確認しない

一見きれいに整っている表でも、端の方に不要なデータが紛れていたり、
空白の行や列が不自然に入っていたりすることがあります。

[代替案]Ctrl+矢印キーで表の端をすばやくチェック

「Ctrl」+矢印キー(↑↓←→)を使えば、表の端まで一気に移動できます。
途中に空白セルがあると、そこで停止するので不備の発見にも役立ちます。

[操作例]

  • 「Ctrl+↓」→ 一番下のデータまでジャンプ
  • 空白があると、ジャンプが止まる=不備に気づける

表が大きくなるほど効果的なチェック方法です。

3|非連続のデータにしてしまう

表の途中に空白行や空白列があると、Excelが「ここでデータが切れている」と判断し、
並び替えやフィルタ機能が正しく動作しないことがあります。

[代替案]空白にはダミー入力を

本来は入力すべき内容が未定であっても、「0」や「–」など、
何らかの値を一時的に入れておくことで、Excelの認識がスムーズになります。

あとで置換や削除すればいいので、まずはデータを“つなげておく”意識が大切です。

4|使っていないシートを残したままにする

初期状態のまま複数のシートが存在していたり、テスト用に作ったシートをそのまま残しておいたり…。
これは他のメンバーが混乱する原因になります。

[代替案]不要なシートは削除、必要なシートには明確な名前を

使っていないシートは削除するのが基本。
また、初期状態のシート数を1枚に設定しておけば、無駄なシートの作成も防げます。

[シート数の初期設定を変更する方法(Microsoft 365)]

  1. 「ファイル」→「オプション」を選択
  2. 「基本設定」内の「新しいブックの作成時」にある「シート数」を「1」に変更
  3. 「OK」をクリックで完了

意外とやってしまいがちなNG行為、見直してみよう

共有ファイルは「自分だけが見るもの」ではなく、
他の人が作業しやすいように整えておくのがビジネスマナー。

Excelのスキル云々よりも、共同作業のマナーとして最低限おさえておきたいポイントばかりです。
これを機に、一度自分のExcel習慣を見直してみてはいかがでしょうか?