今度こそは〝無痛分娩〟と意気込む妊婦に…義母「痛みを味わってこそ母親になるのよ？！」

現役助産師である、おたんこ助産師（＠otanko_mw）さん。働いている時に経験した出産話や友人から聞いた体験談をInstagramで発信しています。

第二子を妊娠した女性。嬉しい気持ちと同時に、少し怖い気持ちもあったそうですが、そのワケは…。

何と言われようと決めた

新たな命を授かった女性でしたが、少し怖い気持ちもあったそうです。再びつらい思いをしないために、女性が心に決めたこと――それは、誰に何と言われようと「無痛分娩」にするということでした。

もちろん、無痛分娩にしたからといって、すべての悩みが解決されるわけではありません。しかし、不安をひとつでも減らして、妊娠・出産・育児を楽しみたい――女性はそう決意したのです。この話には、女性の夫も賛成。ただ、妊娠の報告を聞いた義母はというと…。

「また陣痛味わって産んでくれるのよね？！」とのひと言。女性が「いいえ！！夫婦で相談して無痛分娩に決めました！！」ときっぱり伝えても、義母はなおも不満そうな表情を浮かべています。「お義母さんの考えを否定するつもりはありません！！」「ただ…私たちにとって陣痛の負担や不安を軽くすることは、妊娠出産育児にのぞむ上で、必要なことなんです！！」と、女性がさらに強く訴えると、義母は義姉を呼び出し、「痛みを味わってこそ母親になるのよ！！」と反論してきたのです。

あまりにも引き下がらない義母と義姉に対し、夫は「これは僕たち家族の問題だ」「陣痛を経験しないとダメっていうんなら…」「僕は、一生『父親』にはなれないことになる！！」と、はっきりと物申してくれました。

妊娠や出産・育児を楽しみたいという女性の考え方は、とても前向きで素敵なことです。それなのに、夫婦で決めた「無痛分娩」という選択肢を、義母や義姉から頭ごなしに否定されるのはつらいものですよね。

そんななか、立ち上がった夫。夫の言う通り、痛みを経験しなければ親になれないというのなら、夫は一生「父親」になれないということになってしまいます。さすがにここまで言われてしまっては、義母や義姉も少しは理解してくれたのではないでしょうか。

「痛みがないと親になれないなんてことは、絶対にない！」と断言してくれた夫の姿は、女性にとって一生忘れられないものになったことでしょう。

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