『ONE PIECE』実は“麦わらの一味”、正式加入には“オキテ”があった…

1997年の連載開始から、累計発行部数5億部を突破した、世界的な大人気漫画として有名な『ONE PIECE（ワンピース）』。

ルフィにとって最初の仲間であり、麦わらの一味“剣士”で「戦闘員」でNo.2の実力を誇る「ロロノア・ゾロ」。

麦わらの一味はルフィが仲間を引き入れてるように見えますが、実はNo.2のゾロにちゃんと認められないと“正式に加入出来ない”事を知っていましたか？

そこで今回は「意外な加入条件はゾロ！？麦わらの一味にはゾロに認めらないと入れない！」をご紹介します！

※この記事は111巻のネタバレを含みます。

厳しいゾロ

“麦わらの一味”への正式加入とは、ルフィがスカウトしてくるところから始まります。ゾロもナミもウソップもサンジも、みんなルフィにスカウトされました。チョッパーに関しては、巻17第152話で「うるせェ!!!いこう!!!!」と無理矢理といっても良いほどの、勧誘をされていました。

けれどよくよく振り返ると、“麦わらの一味”にはもう一つの“絶対的な加入条件”が存在しているのです。それが「ゾロに認められること」です。

ルフィの勧誘だけでは、一味に正式に加入できず、ゾロという男が、その存在を認めるかどうか…実はこの隠された条件が、麦わらの一味の結束力を支える“裏のルール”になっているのかもしれないのです。

自分にも仲間にも厳しいゾロは最初、ルフィを無条件に信じたわけではなく、ゾロ自身が「この男についていくに値するか？」と厳しく見極め、ジャッジしたうえでの“麦わらの一味”へ加入したはずです。

つまりゾロは最初から、仲間を「なあなあ」で受け入れるタイプではないのです。

その後も、重要な場面でゾロは「仲間の選別」をしていました。例えば、アラバスタ編のあとロビンが一味に加わったときです。

ロビンは半ば強引に一味に加入し、ルフィはノリで受け入れましたが、巻24第218話でゾロだけは違い「何企んでやがる」と露骨に警戒していました。そして一味の中でも、最後までロビンの一味加入を“保留”していた素ぶりがありました。

そんなゾロがようやくロビンを認め、一味の仲間として助ける為にウズウズしたのは、ロビン自身が生きる決意を見せた、巻41第398話でルフィに「生ぎたいっ！！！！」と言い放った時です。

この事からも“麦わらの一味”への加入とはルフィのノリの一声ではなく、ゾロの“審査”を通過した時こそ、本当の意味で麦わらの一味に迎え入れられる、そんな暗黙のルールが存在している事が分かります。

さらに、ウォーターセブン編でウソップが一味を離脱し「仲間」としての信頼が揺らぎ、その後、戻って来ようとしたエニエス・ロビー編のラストでも、ゾロが求めたのは、単なる仲直りではなく、ウソップが「きちんとけじめをつけ、謝罪して戻ってくること」だったのです。

このことからも、ゾロにとって、仲間とは「単なる友情」や「甘さ」ではなく、「船長であるルフィを絶対的に支える存在」でなければならない。そんなゾロの哲学があるからこそ、麦わらの一味はどんな強敵にも負けない、鉄壁の絆を築くことができているのかもしれません。

そして面白いのは、仲間たちも無意識のうちに“ゾロの承認”を得ていることです。

どの仲間も、ただの友情やノリではなく、「戦い」や「覚悟」を見せることで、ゾロに認められています。

ここから見えてくる麦わらの一味の“真実”は、ルフィははじめの「ノリ」や「信じる」という力で仲間を引き寄せ、ゾロが「選別する」という力で、仲間を「精鋭化」している事なのです。

この二つのバランスが絶妙に取れているからこそ麦わらの一味は、現在たった10人で四皇にまで君臨する「世界最強の仲間たち」になったのかもしれません。

もしそんなゾロがいなかったら、ルフィの「ノリの良さ」や「優しさ」につけ込む者もいたかもしれません。そしてもしルフィだけが決めていたら、“麦わらの一味”はもっと脆く、簡単に崩壊していたかもしれないのです。

ゾロという“絶対的信頼の出来る門番”がいたからこそ、麦わらの一味は、今も未来も、最強のチームであり続けることができるのかもしれません。

今回は「意外な加入条件はゾロ！？麦わらの一味にはゾロに認めらないと入れない！」をご紹介しました。

麦わらの一味への加入には、ルフィの勧誘だけでなく「ゾロの承認」が隠された条件だった事が分かりました。

ナミ、ウソップ、サンジ、ロビン、チョッパー、フランキー、ブルック、ジンベエ、どの仲間も「ゾロの“選別”」「ゾロの“審査”」「ゾロの“承認”」をクリアして正式に一味のメンバーになった事が分かります。

これからもし新たな仲間が加わるとしたら、そのときも、ゾロの鋭い目が光るのかもしれません。その時を楽しみに待ちましょう！

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