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計算スピードUP方法、あなたは分かる?!「78+29−28」→暗算できる?

  • 2025.5.20

 

今回の計算問題は三つの数を足し算・引き算して計算する問題です。このまま左から順に計算することも可能ですが、計算の順序を工夫することで簡単に解くことができます。

しかし、勝手に計算順序を変えるのではなく、きちんと公式に則って式を整理していきます。どのような公式を使うべきか復習していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
78+29−28

左から順に計算していくと、繰り上がりも繰り下がりもあるので少し計算が複雑になりますね。

解説

この問題の答えは「79」です。

繰り上がりと繰り下がりをできるだけ避けられるように工夫しましょう。

式全体を見てみると、78と28の一の位が同じであることに気が付きます。もしも「78−28」を先に計算することができれば引き算しやすそうですよね。

そこで利用するのが交換法則です。

<交換法則>
計算する数を入れ替えても結果は同じになるという法則。
a+b=b+a

ただし、交換法則は引き算には使えないので、−28を+(−28)として足し算に変えてしまいます。

  78+29−28
=78+29+(−28)  ←29と(−28)を交換
=78+(−28)+29  ←78+(−28)を計算
=50+29
=79

この順序でならば、繰り上がりと繰り下がりが発生しないので簡単に計算できます。

最後に左から順に計算した場合と見比べてみましょう。

  78+29−28
=107−28
=79

交換法則を使った方法では途中式が長くなってしまいましたが、計算ミスをする可能性が低くなるうえに、計算スピードも上がるのではないでしょうか。

慣れてきたら、頭の中で交換法則えば暗算で解くこともできますよ。

まとめ

今回は交換法則をうまく使って計算を楽にしていきました。

交換法則は計算順序を変えることができる代表的な法則ですが、実は足し算と掛け算にしか適用できません。そのため、引き算は足し算に、割り算は掛け算に直してからでないと計算できないことを覚えておいてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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