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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「2.4×0.3」→5秒で解ける?

  • 2025.4.30
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今回は小数同士の掛け算問題を復習していきましょう。小数×小数なので、筆算をして解いていくイメージがありますね。

しかし、大人らしくスマートに解いていけるように練習してみましょう。コツを掴むとかなり簡単に解けるようになりますよ。

問題

次の計算をしなさい。
2.4×0.3

大体どのくらいになりそうか見当をつけながら解いてみましょう。

解説

この問題の答えは「0.72」です。

例えば、1を掛けると答えの大きさは変わらないことが分かります。10や100を掛ける場合には位を付け足していけば良さそうですよね。このように、掛ける数によってある程度、答えの大きさを推測することが出来るのです。

〈掛け算の答えの大きさ〉
・1を掛ける→答えは変わらない
・10や100を掛ける→0の数だけ位が増える
・1/2や0.5を掛ける→答えはもともとの半分
・1/10や0.1を掛ける→位を一つ減らす

さて、この考えをもとに問題の答えを求めてみましょう。まずはどんな数字が使われそうかを求めてみます。

2.4×0.3なので小数点を無視して、24×3=72という数字が使われそうだ、ということが分かります。

つまり、答えの候補として「72」、「720」、「7.2」、「0.72」、「0.072」などが挙げられます。

では、ここからが数的感覚の見せどころです。

もともとの計算を見てみると、2.4に0.3を掛けているわけですから、2.4よりも大きくなることはありえないですよね。

ここで「72」、「720」、「7.2」などが候補から外れます。

次にどれくらい小さくなるかを考えてみましょう。0.3を掛けるよりも0.1を掛けた方が答えは小さくなるはずなので、2.4×0.1‎ = 0.24よりは大きいはずということが分かります。

72という数の並びを使った、「0.24」より大きく「7.2」より小さい数は「0.72」だけなので、答えは「0.72」となります。

まとめ

今回は数字の大きさを推理する方法で掛け算を計算してみました。

毎回この方法で解かなければいけないというわけではありませんが、この考えを知っていると検算をするときに非常に有効です。

予想よりも答えが大きすぎたり小さすぎたりしたら、間違えている可能性が高いので注意しましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。    



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。