これどうやって計算するか覚えてる？「10^2÷5」→正しく計算できる？

学校で習った知識の中で、日常であまり使わないものはどうしても忘れがちになってしまいます。

今回の問題に登場する「累乗」の計算方法もそんな知識の一つではないでしょうか。計算自体は難しくないので、復習がてら一度チャレンジしてみてくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
10^2÷5

正解は、「20」です。

この問題のネックとなるのは、「10^2」の部分だったのではないでしょうか。

どうやって計算すればよいかは、次の「ポイント」で解説していますので、ぜひご覧ください。

今回の問題のポイントは、「累乗の計算方法」です。

累乗とは、同じ数を掛ける計算のことです。

累乗では、掛ける回数を指数という数で表します。指数は、通常掛ける数の右上に小さく書かれているものですが、表計算ソフトや上付き文字が利用できないテキストなどでは、^記号を使って指数を表すことがあります。

今回の問題に出てくる「10^2」の「^」も指数を表す記号です。

指数は掛ける回数を表したものなので、「10^2」は10を2回掛けているという意味になります。

では、実際の計算過程を確認してみましょう。

10^2÷5
=10×10÷5
=100÷5
=20

これで答えを出せましたね。

累乗の計算で間違えがちなポイントとして、指数と掛ける数を混同してしまうことがあげられます。

今回の問題でいえば、「10^2」を「10×2」と勘違いしてしまうことです。

間違った計算例：

10^2÷5
=10×2÷5
=20÷5
=4 ←誤答！

「10×2」として計算してもスムーズに割り算ができてしまうので、間違いに気が付きにくいのがやっかいですね。

指数は掛ける回数を表すものであり、掛ける数ではないので、十分注意してください。

今回は、累乗が混じった計算問題に挑戦しました。

累乗は、同じ数を掛ける計算のことです。掛ける回数は、指数によって表します。累乗の計算するときは、指数を掛ける数と勘違いしないように注意しましょう。

他にも累乗の計算をする問題を用意していますので、引き続き挑戦してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

もう一問挑戦！

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