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医師「絶対にやめてください」→『肌のシワ・たるみ』が多い人がやりがち…危険な“生活習慣”とは?【医師が解説】

  • 2025.4.4
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

年齢とともに気になり始める「シワ」や「たるみ」。加齢だから仕方がない…と諦めていませんか?実はそれ、毎日の何気ない生活習慣が原因で、必要以上に進行しているかもしれません。そしてそれは、誰もが無意識にやっているような、ありふれた習慣の中に潜んでいるのです。今回は、シワ・たるみを“急増”させる恐れのある生活習慣と、その対策法についてご紹介します。

肌の老化を早める「やりがち習慣」

肌のハリや弾力を保つのに欠かせないのが、コラーゲンやエラスチンといった成分。

これらは紫外線や酸化ストレス、乾燥などの外的要因によってダメージを受けると、減少・変性してしまい、シワやたるみの原因になります。

ところが、外的な刺激だけでなく、日常生活の中で無意識に行っている行動が、肌老化を加速させてしまっていることも多いのです。たとえば、睡眠不足や不規則な生活。

睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌の修復や再生が行われますが、寝る時間がバラバラだったり、睡眠の質が低かったりすると、この働きが十分に発揮されません。結果、肌のターンオーバーが乱れ、老化が進行しやすくなります。

また、顔の表情グセやうつぶせ寝も意外な落とし穴。眉間にシワを寄せるクセや、頬杖をつく習慣、長時間スマホを見ながら下を向いている姿勢など、肌に圧力がかかる習慣は、知らず知らずのうちに「折れジワ」をつくり、やがて定着してしまうことがあります。こうした積み重ねが、シワやたるみの“きっかけ”になるのです。

医師が警鐘「その習慣、肌にダメージを与えてます」

出典元:photoAC(※画像はイメージです)

食生活も、肌の老化に大きく関係しています。たとえば、糖分の摂りすぎは「糖化」と呼ばれる現象を引き起こし、肌の弾力を保つコラーゲン繊維を劣化させます。

これにより、肌が硬くなり、ハリや弾力を失いやすくなるのです。スイーツや甘い飲み物が好きな人は、意識して糖分を控えることが大切です。

加えて、紫外線対策を怠ることも深刻な影響を与えます。特に春や秋など、日差しが穏やかに感じられる季節ほど油断しがち。

しかし紫外線は年中降り注いでおり、肌の奥深くまで届いてコラーゲンを破壊してしまいます。日焼け止めを塗らない、帽子をかぶらないといった「うっかり習慣」は、将来的なシワやたるみに直結します。

さらに、紫外線やホルモンバランスの乱れ、摩擦などが原因で現れる「肝斑(かんぱん)」にも注意が必要です。特に頬のあたりに左右対称に出やすいこのシミは、肌への刺激によって悪化しやすいため、スキンケア時の“こすりすぎ”なども絶対にやめてください。

なぜなら、それらは一度肌に現れてしまった後では改善が難しく、「予防こそが最大の対策」だからです。若々しい肌を保つためには、今日からでもできる小さな意識の積み重ねが重要なのです。

老化のサインは“日常”の中に潜んでいる

シワやたるみは、ある日突然できるわけではありません。日々の生活の中で無意識に繰り返している“クセ”や“行動”が、じわじわと肌に影響を与えています。

睡眠、食事、姿勢、紫外線対策など、どれも特別なことではありませんが、気を抜くとシワやたるみの引き金になってしまうのです。逆に言えば、少しの意識改革で肌の未来は変えられるということ。スマホを見る姿勢を正す、甘いものを控える、きちんとUVケアをする――そんなシンプルな行動から、今日からはじめてみませんか?


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。