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美容師「絶対にやめてください」→ 『白髪』の多い人がやりがち…危険な“NG生活習慣”とは?【プロが解説】

  • 2025.4.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「なんだか最近、急に白髪が増えてきた気がする…」そんな経験、ありませんか?白髪は年齢とともに自然に増えるものですが、生活習慣が原因で“想定以上”に早く進行するケースもあります。実際に、髪の専門家からは「絶対にやめてください」と強く注意される習慣も存在します。しかも、それが誰にでもありがちな日常の行動だったりするのです。今回は、白髪を急増させる可能性がある“危険な生活習慣”と、その改善策についてご紹介します。

白髪は“生活習慣”次第で早まる

白髪は、髪の毛の色を作る「メラノサイト」という細胞の働きが弱まることで発生します。一般的には加齢に伴って機能が衰えるのですが、実はそれ以外の要因、とくに生活習慣の乱れによっても、メラノサイトの働きが阻害され、白髪が急増することがあるのです。

たとえば、慢性的な睡眠不足はその代表例です。睡眠中には細胞の修復やホルモン分泌が行われており、質の高い睡眠は髪の健康にも深く関わっています。ところが、夜更かしや寝不足が続くと、体の回復機能が低下し、頭皮の血流や栄養供給にも影響。結果として、黒髪を作るメラノサイトが正常に働かなくなり、白髪が増えやすくなるのです。

また、過度なストレスも大きなリスク要因です。強いストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れ、血行が悪くなったり、ホルモン分泌が乱れたりします。これにより毛根への栄養が届きにくくなり、白髪の発生が加速してしまうのです。

今日から見直したい“やりがち習慣”とは?

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

意外と多くの人が無意識にやっている“白髪を増やす生活習慣”として、まず挙げられるのが栄養バランスの偏った食事です。

特にファストフードやコンビニ食などが中心の食生活では、髪に必要な栄養素が不足しがちになります。白髪対策に重要な栄養素には、ビタミンB12、鉄分、亜鉛、タンパク質などがありますが、これらは忙しい日々の中でつい後回しになりがちです。

さらに、喫煙や過度な飲酒も白髪の大敵。たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させ、頭皮の血行を悪化させます。アルコールも過剰摂取が続くと、肝機能やホルモンバランスに影響を与え、結果として髪の健康に悪影響を及ぼします。これらの習慣も、美容師からは「絶対にやめてください」と強く言われることが多い要因です。

また、過度なダイエットも注意が必要です。極端な食事制限を続けると、体全体に必要な栄養が不足し、髪への供給も後回しになります。髪や肌は「生命維持には直接関わらない部位」とされるため、体が栄養不足になると、真っ先に髪の質や色に影響が出るのです。

白髪は“老化現象”だけじゃない

白髪が増えてきたと感じたとき、「もう年だから仕方ない」と思う前に、ぜひ生活習慣を見直してみてください。実はそこに、白髪を“急増”させている原因が隠れているかもしれません。

睡眠、食事、ストレス管理、そして日常のちょっとした行動。これらを意識するだけで、白髪の進行を緩やかにすることが可能です。一度染めれば済むという発想ではなく、「これ以上増やさない」ためのケアもとても重要。

髪は体調や年齢のサインを映す“鏡”のような存在。白髪ケアをきっかけに、心と体のバランスを整える生活を目指していきたいですね。


監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)

シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中