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使い続けると『発がん』の恐れも…→実は『白髪染め』は危険だった?! 知られざる“衝撃の真実”とは?【医師が監修】

  • 2025.4.17
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

年齢とともに白髪が気になり始め、定期的に染めているという人は多いもの。手軽に印象を若返らせる方法として、白髪染めは今や定番のケアのひとつです。しかし、使い方や選び方によっては、頭皮や体に思わぬ負担をかけてしまうケースがあるのです。中には「発がんリスク」が指摘されている成分も…。今回は、そんなリスクを回避しながら、安心して続けられる“安全な白髪ケア”についてご紹介します。

白髪染めの何が危険なのか?

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

一般的な白髪染めには「酸化染毛剤」と呼ばれるタイプが多く使われており、なかでもよく使われるのが「パラフェニレンジアミン(PPD)」という成分です。

しっかり染まり、色持ちも良いため重宝されていますが、実は皮膚への刺激が強く、アレルギー反応を引き起こすこともある物質として知られています。

とくに繰り返し使うことで、かぶれやかゆみといった症状が現れることもあり、「最初は大丈夫だったのに、ある日突然かぶれるようになった」という人も珍しくありません。こうした背景から、白髪染めに詳しい美容師の間では「白髪染めは危険」という言葉が出てくるようになったわけです。

頭皮に良くないのが、主に過酸化水素、アルカリ剤、ジアミンの3点。その中でも、頭皮に悪い、毛根に悪いのが、過酸化水素とアルカリ剤。アレルギーを起こすのがジアミンです。アレルギーに関して言うなれば、ジアミンの含まないから剤であれば大丈夫です。

また、染毛剤に含まれる一部の成分には、長期間にわたって使い続けることで健康への影響が懸念されるものもあります。

もちろん、すぐに病気になるというわけではありませんが、白髪染めを習慣化している人ほど、選ぶ製品や使い方には注意したいところです。

安全に白髪ケアをするには?

白髪ケアを安心して続けるためには、まず「肌に優しい製品を選ぶ」ことが基本です。

たとえば、ヘアマニキュアやカラートリートメントは、髪の表面をコーティングする仕組みのため、地肌への刺激が少なく、比較的安全性が高いとされています。

染まり方は緩やかですが、何度か使ううちに自然な仕上がりになります。

さらに最近では、植物由来の成分を使った製品も注目されています。ヘナやインディゴといった天然染料は、頭皮に優しいだけでなく、髪にツヤを与えるというプラス効果も。ただし、「天然」と書かれていてもすべてが無添加とは限らないので、成分表示を確認するのは大切です。

また、できるだけ染める頻度を少なくする、あるいは染める範囲を限定するなどの工夫も効果的。たとえば、顔まわりの生え際だけをカラートリートメントでカバーするという方法もあります。全体を毎回染めるよりも頭皮の負担が減り、長く続けやすいケアになります。

白髪染めとの上手な付き合い方を

白髪染めは、見た目年齢を左右する大事なケアですが、その方法によっては思いがけないリスクを伴うこともあります。選び方を間違えると頭皮トラブルや肌トラブルを招く可能性もあるという現実を教えてくれます。

とはいえ、白髪そのものをネガティブにとらえる必要はありません。染めるにしても、安全性に配慮しながら「自分に合った方法」で続けていくことが大切です。肌にやさしい製品を選ぶ、染め方を工夫する、染めすぎない――そんなちょっとした心がけが、これからの白髪ケアをもっと安心で、心地よいものにしてくれるはずです。


監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)

シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中