老若男女問わず、幅広い世代から人気を集めるNHK「連続テレビ小説」シリーズ、通称・朝ドラ。1961年の放送開始から2025年までに112作もの作品が制作され、「最高傑作」と称される作品は1つに限りません。今回は、そんな“史上最高”の朝ドラ5選をセレクトしました。
本記事では第3弾として、2010年放送のドラマ『ゲゲゲの女房』をご紹介。漫画界の巨匠を支えた妻を描いた本作の魅力とは…?
※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます
水木しげるとその妻の半生を描く!“史上最高”の朝ドラ『ゲゲゲの女房』
- 作品名:ドラマ『ゲゲゲの女房』
- 放送期間:2010年3月29日~9月25日
あらすじ
漫画『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめとした妖怪漫画の第一人者・水木しげる先生の妻・武良布枝さんの自叙伝『ゲゲゲの女房』を原作に制作されたNHK「連続テレビ小説」第82作。
島根県安来市に住む飯田布美枝(松下奈緒)は、大人しい性格で身長が高いことにコンプレックスを抱く主人公。身長が高いことを理由にお見合いを断られたこともあり、29歳になった現在も良い相手が見つかりませんでした。
そんなある日、布美枝のもとに東京都に住むペンネーム・水木しげるとして活動する39歳の漫画家・村井茂(向井理)との縁談話が持ち上がります。2人は結婚することになりますが、まだ人気のない茂との結婚生活はとにかく貧乏でした。そんな中でも、漫画に命を捧げる茂のひたむきさに、美枝は茂とともに生きていくことを決意します—。
懸命に生きる夫婦の姿に涙…ドラマ『ゲゲゲの女房』が人気の理由とは?
漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげる先生の妻・武良布枝さんをモデルにしたドラマ『ゲゲゲの女房』。妻の目線から見た巨匠・水木しげるの苦悩や葛藤、妻への想いなどが温かく描かれています。加えて、戦争の恐ろしさや残酷さ、漫画家として生きることの大変さがテンポよくドラマ化されており、辛く苦しい日々を夫婦で懸命に生きる姿に感動することでしょう。
SNSでも「最高の終わり方じゃん…最後鬼太郎たちが出てくるの良すぎる」「毎週泣いてるよ〜かわいいし面白いよ〜きゅんきゅんしてしまう…!」「唯一見た朝ドラ」「何度でも観たい」など、視聴者からの感涙のコメントが多く寄せられていたようです。特に、鬼太郎をはじめとするキャラクターたちが登場する結末に感動した視聴者は多かったそう。
また、「ゲゲゲの女房のOPめっちゃ良いじゃん」「OP大好き」といった声も非常に多く見受けられ、歴代の朝ドラ作品の中でも、特にオープニング映像と主題歌の演出が好評だったことも、うかがい知れますね。
脇を固める豪華俳優陣!
ドラマ『ゲゲゲの女房』では、水木しげる先生のアシスタント役として窪田正孝さん・斎藤工さん・柄本佑さん・中林大樹さんといった豪華俳優陣が出演しています。主役を務める松下奈緒さんや向井理さんの演技はもちろんのこと、脇を固める俳優陣の演技も注目したいポイントです。
まだドラマ『ゲゲゲの女房』を観たことがない方、また本記事を読んでドラマ『ゲゲゲの女房』に興味を持っていただけた方は、巨匠・水木しげると妻の“波乱万丈な人生”をぜひ目撃してみてください!
ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。
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