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レジ対応中の店員と客に、“身の上話”をし続ける女性。「会計の邪魔をしないで」と言うも…予想外のワケに賛否<海外>

  • 2025.4.1
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出典:photoAC(写真はイメージです)

いきなり見知らぬ人から、身の上話をされたことはありますか?

これは地域性や職業によって異なるのかもしれませんが、唐突に「なんでこの人はこんなことを私に話すのか」のようなことを語られる体験は、少なくはないですよね。

今回紹介するのは、海外の書店にて買い物していた男性の「見知らぬ人の身の上話」に関する体験談です。

ある女性客が、自分の身の上話を店員だけでなくこの男性にも話し始めますが、明らかに店員と男性の迷惑になってしまっています。

男性は最終的には「話しかけないでほしい」とはっきり言うのですが、この一連の出来事について海外のSNSに投稿すると同じような体験をした人などのコメントが多く寄せられました。

他人に急に身の上話をされた

知らない人に「会計の邪魔をしないでください!セラピストじゃないんで話かけるのはやめてください!」と言ったのだけど、この行動はダメだったのか意見を聞かせてほしい。

仕事帰りに書店にいたときのことだった。レジに行ったときは誰もいなかったんだ。そこに店員さんがほかのお客さんと一緒にやってきた。
このお客さんは私の後ろに並んだんだけど、ずっと店員さんに話しかけてたんだ。
店員さんがこのお客さんとのおしゃべりにちょっと疲れているのは、なんとなく見ていて分かった。

店員さんはお客さんに対して「そうですか」「そうだったんですね」と受け流していた。
女性客は癌が発覚したことや治療についてずっとしゃべっていたよ。
でも店員さんは僕の接客をしなきゃいけないんだよね。
そこで店員さんが私の接客をするために「カードは持っていますか」と聞いたりしたら、やっとこの女性客は黙ったんだ。

そしたら、女性客は私に店員さんに話したこととまったく同じことをしゃべり始めたんだよね。
僕は「癌は辛いですよね」と言って、店員さんのほうを向いたんだけど、ずっとこの女性客は僕にしゃべり続けたんだよ。「そうなの、どうしてこんな辛いことが私に起こったのかしら」みたいな調子で。

だから、この女性客に「すみませんが、僕に話しかけるのはやめてくれませんか?会計の邪魔をしないでください」って言ったんだ。
女性は「だって癌なんだもの、自分の気持ちを発散しなきゃいけないの!」って言った。
「あなたが癌なのが辛いのは分かります。でも僕や店員さんはセラピストじゃないんです。」って言い返したら、女性客は引きさがって何もしゃべらなくなった。
店員さんはほっとした様子だった。

僕はこの出来事を妻に話したら、妻からすると僕の態度は失礼らしい。
女性客だって辛いんだから、ということだ。
僕は以前にお店に働いてたことがあったんだけど、お客さんの感情のはけ口にはれるのは嫌だったしどうみてもこの女性客は書店の店員さんに嫌な思いをさせているように見えた、って説明した。
妻は「でも、あなたが女性客にしたことは間違っているよ」と言ったんだ。

僕の行動は間違っていたのかな?意見を求む!

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」に、書店にて店員さんと男性に絡んでくる女性客に対して、男性が「話しかけないでください」と言った出来事が投稿されました。

男性の妻が「そんなことするなんて失礼だ」と言ったので、男性はこの出来事を投稿し、コメントで自分が正しかったのか意見を求めます。

実際に寄せられたコメントの一部を紹介します。

妻も同じシチュエーションにあえば分かるのかも

投稿者は悪くないよ
妻は実際にこういう女性客を相手にしたらどう反応するんだろうね。

このお客さんだって悪気があったわけではない

癌があると告知されるのはとても辛いことで、それをまわりに言いたくなるのはそんなに珍しいことではないよ。
自分もまわりに言ってしまうことがあったんだけど、後で恥ずかしくなったよね。
思い返せばまわりに言い過ぎてしまった、この女性客も後で「どうして話したんだろう」ってなるよ。
まあでも辛いことがあるといろんな人に話を聞いてもらいたくなるのは、よくあることだ。
投稿者の女性客に対する返し方は悲しいなと思った。
単純に「急いでいるんで」って言うだけで良かったんじゃないかな、「セラピストじゃないんです」は冷たいよ。
「急いでいるんで」のほうが女性客の視点からだとショックが少ないと思う。

投稿者が悪いわけではない

投稿者の行動は正しいよ、同じくお店で働いてたことだあるけどこういうのは難しいよね。
だってお客さんに失礼なことをしてはいけないけど、こういう雑談は仕事の邪魔でもあるからさ。
女性客が感情のはけ口が必要なのは分かるよ、でも知らない人にこんなふうにしゃべっていいかというと違うよね。
個人的な話を聞いてもらいたいなら、バーに入ってバーテンダーにチップを払うべきなんだ。
そしてセラピストの仕事は、人の感情のはけ口をつくることだ。
投稿者はたまたまそこに居合わせただけなんだから、女性客の話を聞いてあげる必要はないよ。
書店の店員さんじゃないんだから、その場を立ち去ればいいだけだ。店員さんには同情するけどね。
とにかくこれは投稿者の問題じゃないんだ、投稿者は悪くない。
女性客のことはかわいそうに思うけど、投稿者は正しいよ。
癌の告知でショックなのは事実だし、女性客は書店の店員さんだけでなく投稿者のようなその場にいただけの人にも話さずにはいられないほど辛かったのだろうね。
もしかしたらほかに相談できる人や自分の思いを話せる人はいなかったのかもしれない。
私が店員として仕事をしていたとき、こういうしゃべる相手がいない孤独なお客さんがたくさんいたんだ。みんなこんな感じで話しかけてくるんだよ。
でもさ、投稿者が女性客を慰める必要はないし、話しかけないでほしいと意思表示するのは当然だよね。
「セラピストじゃないんです!」より優しい言い方でも良かったけど、投稿者がイライラしてたのはわかるよ。

人の不幸な話は反応に困る

店員だったときに、男性に「娘も妻も息子も癌で死んだんだ。でもさ、何にでも理由があるって言うでしょう?」って言われたことがあるんだけど返す言葉がなかったよね。
っていうかどうリアクションすればいいのさ?
「お会計は17ドルです!」しか言えないよ。
お客さんに「これをお葬式のために買うの」って何度か言われたけど、「現金とカードどちらでお支払いしますか?」しか答えなかったよ。

知らない人にまで話さずにはいられないのは分かるけど…

投稿者の男性を責めるようなコメントは少数ですが、同時にこの女性客が辛いことがあったのにほかに話せる人がいない状況に同情するコメントがいくつかありました。
しかしながら、女性客にとって深刻な問題だからこそ、こういう話に対してはリアクションに困るのも事実ですよね。

投稿者が一方的に身の上話をされて嫌な気持ちになるのも共感できるし、女性客の立場になれば誰にも打ち明ける人がいない辛さをどうにかしたい、という気持ちになってしまうのも理解できる部分があります。

自分がその状況になってみないと分からない問題であり、どちらも悪意があるわけではないので、これについては正解がないと感じさせる体験談でした。



出典:Reddit(AITA for telling a stranger that I am not her therapist and to stop interrupting my checkout at the store?