Text by 編集部補佐
韓国紙『ハンギョレ新聞』は14日、ドイツ2部のニュルンベルクに所属するU-21ドイツ代表MFイェンス・カストロプの母アン・スヨンさんのインタビュー記事を掲載した。
韓国人の母アン・スヨンさんとドイツ人の父との間に生まれた同選手は、ドイツ・デュッセルドルフ出身で、これまでドイツの世代別代表の常連選手としてプレーしてきた。
中盤のフィルター役としてドイツで絶大な評価を受けているニュルンベルクの背番号17は、ケルン下部組織では現ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(ドイツ1部レヴァークーゼン)とともにプレーし、ニュルンベルクで元日本代表MF奥抜侃志(現ガンバ大阪)と中盤のコンビを形成した。
韓国代表入りの資格も保有するカストロプには、大韓民国サッカー協会(KFA)と同国代表のホン・ミョンボ監督が熱心に勧誘している状況だ。
同新聞の取材を受けたイェンス・カストロプの母アン・スヨンさんは「ドイツ代表もいいが、息子の心は韓国だ。絶対に韓国だ」と強調したという。
アン氏は、息子のプロ意識の高さについて「イェンスは自己規制がすごく強い。食べたいものがあっても節制する。休みの日はパーティーに行くよりは犬と散歩をしたり、釣りをする。サッカーに集中するためだ」と話した。
また、「息子の頭の中は100%韓国人だ。配慮して犠牲になる韓国の情緒が好きだ。(それが)韓国を望む理由だ」と話したアン氏は、イェンスがアジアの虎のユニフォームに袖を通すことを期待している。
来季から日本代表DF板倉滉が所属するドイツ1部のボルシアMG加入が内定している同選手。
今月の代表ウィークではU-21ドイツ代表の一員として、現地時間21日にスロバキア、25日にスペインとの国際親善試合に臨む。