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「宝くじ1等当選!?」夫婦の会話を盗み聞きしていた義母…当選金をアテにして豪遊!しかし現実は!?

  • 2025.3.11

私は義母と同居する主婦。本当は夫婦水入らずで生活したかったのですが、母ひとり子ひとりで大人になった夫は、義母には頭が上がらず、やむを得ず同居が始まりました。しかし私は、義母にどうしても改めてもらいたいことがあって……。

頻繁に人を家に呼ぶ義母が迷惑

私が仕事から帰ると、いつもの笑い声。義母の友人・A子が遊びに来ています。

2日に1度はA子を家に呼ぶ義母。これがとても迷惑で、私が買い置きした飲み物やお菓子を毎回食べ尽くしてしまうのです。

片付けもしないので、夜な夜な私が片付けをするしかありません。

しかも、A子が来ているときはリビングを占領しているので、私たち夫婦はリビングで食事がとれず、狭くて寒いキッチンで立って夕飯を食べているのです。

A子を家に呼ぶ義母も義母ですが、家族の迷惑も考えずやってくるA子も非常識。どうしたら遊びに来る頻度が減らせるのか、いつも頭を悩ませていました。

夫が強く言えない理由は…

A子を家に呼ぶのは控えてほしいと夫が言っても、返ってくるのは、いつもの「女手ひとつで育てたのに……」というセリフ。結局強く言うことができません。

それでも、義母のせいで迷惑しているのは事実。それならせめて、呼ぶ頻度を減らしてほしいと伝えます。

すると義母は「そんなに家に来てほしくないのなら、外食代くれない? パート代じゃ足りないんだよぉ~」と耳を疑うようなことを言い出しました。

しかし、これから子育てやマイホーム購入を見据えている私たち。義母にあげるようなお金の余裕はありません。

「そのうち宝くじにでも当たったら、お小遣いあげるよ〜」

と軽く流し、話を終えました。

夫婦の会話を盗み聞きしていた義母

「え〜! 1等当選!? 最高!」

ある日、夫からの電話を受け、歓喜した私。隣の部屋に義母がいることを思い出し、急いで声のボリュームを抑えます。

「買い続けたかいがあったね!あ、でも、お義母さんには内緒ね! 当たったのバレたら取られちゃうよ」

しかしこの会話を聞いていた義母。

「宝くじが当たったのね! 私に内緒で豪遊するつもり!? そうはさせないわ!」

さっそくA子に電話をかけ、相談します。

「キャー!! 1等が当たったなんですごいじゃない! 億万長者じゃないのぉ〜! このまま黙っていてはダメよ!」とA子。

クレジットカードを作って先に買い物をして支払いを押し付ければ、賞金を分けざるを得なくなると、義母に助言しました。

そして義母は作れる限りのカードを作り、欲しかった最新のスマホやブランドバッグ、宝石を買い漁ったのでした。

泡のように消えたお金。義母の手元に残ったのは…!?

そろそろカードの支払い期限となる翌月、再び家にやってきたA子。義母と結託して買い物の代金を払わせようと私と夫を呼びつけました。

「私たち、あなたたちが1等を当てたってこと知ってるのよ〜! みんなに知られたら大変なことになるわね。みんなおこぼれをもらいに押しかけてくるわよ」

「黙っていてあげてもいいのよ〜ただし、私たちにも分けてくれるならね!」

バレてしまったなら仕方がありません。

「仕方ありませんね……それじゃ、お二人にもお分けします」

そういって私は冷蔵庫を開けました。

「そんなところに隠して! ずるいわね〜」

そう言った義母とA子の前に置かれたのは、おいしそうなプリン。

先日、私たち夫婦が当てたのは、懸賞の1等『プリン1年分』だったのです。

宝くじの1等が当たったものと勘違いした義母。億単位のお金が手に入ると思っていたはずが、手元に残ったのは膨大な借金でした。

◇ ◇ ◇

宝くじなどで手に入れたお金を「あぶく銭」ということがあります。その言葉通り、『泡』になって消えたお金。義母の場合は単なる妄想でしたが、人のお金をアテにするとロクなことがありません。欲しいものは自分の力で手に入れなければなりませんね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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