海外旅行もいいけれど、いま一度日本の食を見直してみたい。今回はかつて城下町として栄え、瀬戸内の海山の幸に恵まれた松山へ。ご当地ならではの地酒と郷土菓子を味わえる名店をご紹介します。
私たちが旅しました!
右/本誌編集長・神下敬子。おいしいもののためならどこまでも行く食いしん坊。
左/料理家・土屋由美さん。神奈川県葉山の自宅で料理教室や自宅カフェ「cafe manimani」 を運営。飲食店の料理監修でも活躍している。
【白石本舗】松山の郷土菓子、醤油餅はいまも進化中
松山育ちの人にとってはおなじみの「醤油餅」。米粉に醤油を練り込み、蒸し上げた素朴な餅で、店によって形はさまざま。老舗「白石本舗」には餡入りのものもあります。なんでも創業者が餡を入れて売り出したところ評判を呼び、店の看板商品になったとか。いまでは抹茶、柚子、チョコなどさまざまな味の餅が加わり、ますますおいしく進化中。
チョコナッツなど斬新な風味を加えた特別商品「晴 -HARU-」¥1,500(要予約)。
蒸したての醤油餅。むっちりとした歯ごたえがくせになります。餡なしの「すや」は1個¥130、餡入りは1個¥160。
DATA
住所 愛媛県松山市本町4-1-6
電話番号 089-924-4507
営業時間 9:00〜18:30
休 日曜・年末年始
【蔵元屋】隠れた酒どころ、愛媛県の地酒を気軽にお試し
実は愛媛県は地酒の名産地。「全国新酒鑑評会」でも多くの蔵元が金賞を受賞しており、全国トップレベルの酒造技術を誇っています。愛媛の酒造協同組合直営のアンテナショップ「蔵元屋」では、県内約150銘柄の日本酒がよりどりみどり。立ち飲みスタイルで1杯300円から試飲でき、県産の素材を生かしたおつまみも充実。土屋さんも「気軽に地酒がお試しできて、嬉しいやら驚くやら」と笑いながら、しっかり1本ご購入。
「蔵元屋」イチオシの4本。愛媛県産の米と水、愛媛オリジナル品種の花「さくらひめ」から分離した清酒用花酵母を使った、すべて愛媛原料のお酒です。
じゃこ天をつまみに角打ちを満喫。
住所 愛媛県松山市一番町1-11-7
電話番号 089-934-5701
営業時間 12:00〜21:00
休 月曜
撮影/中川真人 構成・文/早川ちかこ ※素敵なあの人2025年3月号「瀬戸内の美味を味わう 愛媛・松山郷土料理の旅」より
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この記事を書いた人 素敵なあの人編集部
「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!