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いや、むっず…!「憧憬」→読めたらスゴい難読漢字の正解は?

  • 2025.3.31

人には、大きいものから小さいものまで、夢や目標、なりたい自分、欲しいものなどがあるものです。
たとえば、子どもの頃に「野球選手になりたい!」と願ったり、「今日の晩ごはんはカレーがいいなぁ」なんて思ったり…。

願いが叶えば嬉しいし、叶わなければがっかりしますが、そうした一つひとつの積み重ねこそが、人生の彩りなのかもしれません。

今回は、そんな“夢”や“あこがれ”にまつわる漢字――「憧憬」をご紹介します!

「憧憬」、なんと読む?

一見すると難しそうに見えるこの漢字。
でも、深く考えすぎず、シンプルに捉えるのがコツです。ポイントは、「憧」も「憬」もりっしんべん(忄)がついているということ。
これを取り除くと…残るのは「童」と「景」。どちらも小学校で習う、なじみのある漢字ですね。「童景」をどう読むか考えてみれば、答えは見えてきます。

正解は「どうけい」でした!

「憧憬」は「どうけい」と読むんです!「児童」の「どう」と「風景」の「けい」で、「どうけい」と覚えやすいですよね。
ちなみに、「しょうけい」という読み方もあり、こちらは「憧」の漢音(中国音読み)です。

「憧憬」の意味とは?

それでは、辞書で意味を見てみましょう。目ざすものを得たい、理想とする状態に達したいと強く望むこと。また、その気持ち。
あこがれ。
―『精選版 日本国語大辞典』(小学館)つまり、「憧憬」とは、“あこがれ”や“理想に向かう強い思い”を意味する言葉です。

「どうけい」と「しょうけい」、どちらが正しい?

実は「どうけい」という読み方は慣用読み
日常会話では広く使われていますが、正式・公的な場では「しょうけい」と読むのがより適切とされています。どちらの読み方も正しいですが、使う場面によって使い分けができるとスマートですね。

まとめ

いかがでしたか?「憧憬」は「どうけい」または「しょうけい」と読み、理想や目標を強く願う気持ち=あこがれを表す言葉です。日常生活の中にも、こうした美しい漢字表現がたくさんあります。
今後も、一つの言葉に複数の読み方がある“奥深い日本語”をご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!