「剪刀」とは、「剪(き)る」という漢字と「刀(かたな)」を組み合わせたもの。
字面からして、なにかを“切る道具”であることが想像できますよね。
さて、そんな「剪刀」は、ある日常的なアイテムの名前を表しています。
ヒントは、毎日のように使っている人も多い“アレ”です。読み仮名は3文字。ピンときますか?
「剪刀」の読み方は?
さっそく正解を発表しましょう!
「剪刀」は、「せんとう」と読むこともありますが、それは今回の正解ではありません。
もちろん、「せんがたな」でもありませんよ。ヒントは、2つの指穴に指を入れ、2枚の刃で物を挟んで切る道具。
紙や布、ダンボール、果ては手術にまで使われる、さまざまな種類があるアイテムです。もうおわかりですね?
正解は「はさみ」でした!
「剪刀」は、私たちが普段から使っている「はさみ」の漢字表記なんです!
「剪刀(はさみ)」の豆知識
おなじみの道具「はさみ」ですが、改めて辞書ではどう定義されているのか、見てみましょう。
① 手で持ち、2枚の刃で物を挟んで切る道具。
② 切符などに穴を開ける道具。パンチ。
③ じゃんけんで、指を2本開いた形。ちょき。出典:『明鏡国語辞典 第二版』(大修館書店)日常使いの「はさみ」は、100円ショップなどで気軽に手に入るものもありますが、
例えば美容師さんが使うプロ用のはさみになると、なんと10万円以上することも。高価なはさみはやはり切れ味が違い、プロの仕事道具として欠かせない存在なんですね。
まとめ
いかがでしたか?「剪刀」は「はさみ」と読みます。普段何気なく使っている道具も、漢字にすると意外な読み方や成り立ちがあるものです。
高価な「剪刀」の切れ味も、いつか体験してみたいですね。今後も、思わず「へぇ〜」と言いたくなるような身近な漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!