仕事や情報収集、コミュニケーションのデバイスとして今やパソコンやスマホは私たちの生活に欠かせない存在です。
とはいえ、長時間使い続けると「目への負担」がどうしても気になりますよね。
子どもの頃、暗い部屋で本を読んでいたら「目が悪くなるからやめなさい!」と親に叱られた…そんな思い出がある方も多いのでは?
今回は、そんな「目」にまつわるちょっと珍しい漢字、「目交」をご紹介します!
「目交」、どう読む?
さて、ここでクイズです。「目交」、何と読むでしょう?
ヒントは、「眼交」「眼間」とも表記されること。
「眼」といえば「血眼(ちまなこ)」という言葉もありますよね。
もうピンときましたか?
正解は「まなかい」!
「目交(まなかい)」と読みます。
「交」を「かい」と読むことから、「視線を交わす」「挨拶を交わす」といった言い回しを思い浮かべた方もいるかもしれません。
たしかに「目交=目を交わす=目を見合わせる」と考えると、意味としても成立しそうですよね。
ですが、残念ながらそれは誤りです。
「目交(まなかい)」の意味とは?
「目交(まなかい)」には以下のような意味があります。
〘名〙 (目(ま)の交(か)いの意) 目と目の間。転じて、目の前。まのあたり。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
つまり、「目交」とは自分の両目の間、あるいは「目の前」「まのあたり」といった意味なんです。
ちなみに、古典の中では「目交ひ(まなかひ)」と表記されることもあります。『万葉集』などに登場する古い言葉ですが、意味は同じですので、合わせて覚えておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
「目交」「眼交」は「まなかい」と読み、「目と目の間」「目の前」「まのあたり」といった意味を持つ言葉です。
今まさに、みなさんの「目交」にはこの記事があるわけですね。続けて、ぜひ他の難読漢字にも挑戦してみてはいかがでしょうか?