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40代からの『白髪、薄毛、ボリューム不足』→ 髪の老化を感じたら…“注意すべきポイント”とは?【美容師が解説】

  • 2025.3.5
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「ここ数年ずっと同じ髪型…」という思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。特に40代以降になると、年齢とともに髪質や髪のボリュームに変化が現れ、これまでのスタイルでは物足りなさや違和感を感じるようになります。しかし、髪型ひとつで印象は大きく変わります。今回は、美容師として数多くのお客様と向き合ってきたプロの視点から、40代・50代におすすめのヘアスタイルの選び方や注意点、さらに髪の悩みに合わせたスタイル提案について解説します!

美容師が教える!40代以降はどんな髪型がおすすめ?

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

まず、年齢とともに変化する髪の特徴について考えてみましょう。40代・50代になると、髪はどうしても重みが増し、トップにボリュームが出にくくなる傾向があります。

そのため、長さを肩より上にすることで、髪全体の重みを抑え、軽やかな印象を作るのがポイントです。さらに、適度なレイヤーを入れることで、動きが生まれ、自然なグラデーションとレイヤーの組み合わせによるひし形シルエットは、上部にしっかりとボリュームが出るため、品のある印象を与えてくれます。これにより、従来のスタイルからの変化を感じさせながらも、大人の落ち着きと上品さを両立させることができるのです。

髪の老化を感じたときのイメチェン…特に注意すべき点は?

次に、髪の老化を感じた際のイメチェンについてですが、何でもかんでも大きく変えることは必ずしも良い結果を生むとは限りません。

髪型は、その人が長年培ってきたイメージやアイデンティティの一部。いきなり全く異なるスタイルに挑戦すると、違和感や不調和を招く可能性もあります。

担当の美容師としっかり相談しながら、徐々に変化を取り入れることで、自然な形で印象がアップし、内面から輝く自分を引き出すことができるでしょう。無理なく、自分らしさを残した上でのイメチェンが、成功のカギとなります。

美容師アドバイス
イメチェンという言葉がありますが、これは要注意です。何でもかんでもイメチェンをしてしまうと、大けがをします。似合うかに合わないかは、皆さんの持ってるイメージやアイデンティティに沿ってるか沿ってないかです。なかなか難しいですが、担当の美容師さんと相談しながら、似合うヘアスタイルを探してみては。

美容師としてのおすすめヘアスタイルは?

さらに、白髪、薄毛、ボリューム不足といった具体的な髪の悩みに対しては、それぞれに適したアプローチが必要です。

たとえば、白髪が気になる場合は、染めることで若々しい印象を取り戻すのも一案。逆に、白髪そのものを個性として受け入れたい場合は、ハイライトやブリーチカラーを用いて、メリハリのあるカラーリングに挑戦するのもおすすめです。

薄毛やボリューム不足に対しては、パーマやショートカットのような、髪に動きや立体感を与えるスタイルが効果的です。自分自身の魅力を最大限に引き出すために、悩みに応じた最適なヘアスタイルを美容師と共に見つけ出すことが、健康的な印象と自信へとつながるのです。

美容師アドバイス
ヘアスタイルは、ご自身がポジティブになってもらうためのものだと思っています。欠点を補正するのがポジティブになれるのであれば、白髪を染める、ボリュームを出すためにパーマをかける、などもいいと思います。また、その髪の悩みを受け入れることがポジティブになれるのであれば、受け入れその中でできるスタイル、白髪を生かしたハイライトカラーや、ブリーチカラーもいいと思いますし、ボリュームが出なくなってきてるのであれば思い切ってショートカットもいいかもしれません。私は、ヘアスタイルを作るうえで心がけているのは、かっこいいスタイルを作るのではなく、笑顔もなってもらえるスタイルを作ることが最適だと思っています。

監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)

シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中。