※ネタバレあり
壮大なスケールで描かれる大河ドラマは、予想しない展開にドキドキすることもありますよね。そんな大河ドラマのなかで、印象に残っている結末を迎えたドラマといえば何を思い浮かべますか?
そこで今回は、「1番終わり方が気になった大河ドラマ」についてアンケートを実施しました。どれも話題になった大河ドラマがランクインしています。それぞれの作品がどのような印象を持たれているのか、チェックしてみてください。
第3位:『麒麟がくる』(27票)
第3位にランクインしたのは、2020年1月から2021年2月にかけて放送された大河ドラマ『麒麟がくる』です。明智光秀の生涯が描かれており、主演を長谷川博己さんが務めました。最終回では、光秀は本能寺の変で織田信長を討ち、その後山崎の戦いで敗れています。しかし、3年後のシーンでは光秀らしき男が馬で疾走する姿が映し出され、生死の判断は視聴者に委ねる形となっており話題となりました。
アンケートには、「主人公がもしかすると生きているかという設定だった」とあり、主人公の生存が定かでないところが気になっていることがわかります。また、「馬に乗って走っていく先はどこに繋がっているのか」というコメントもあり、どこに向かって走っているのかと疑問を抱いている声が見受けられました。
主人公がもしかすると生きているかという設定だったため。(41歳/女性)
光秀の行方と彼が馬に乗って走っていく先はどこに繋がっているのだろうと色々考えてしまったから(35歳/女性)
明智光秀が死んでいないのではないかという疑問が残ったからです。(41歳/女性)
第2位:『独眼竜政宗』(34票)
第2位にランクインしたのは、1987年に放送された大河ドラマ『独眼竜政宗』です。伊達政宗の生涯が描かれた作品で、主演を渡辺謙さんが熱演しました。平均視聴率は39.7%で大河ドラマの歴代最高視聴率を記録しており、いかに多くの視聴者が夢中になった作品かがわかります。最終回では晩年の姿が描かれ、病で亡くなるシーンでは確執があった母が迎えに来てわだかまりがなくなる感動の結末でした。
アンケートには、「武家社会のことがよくわかる内容」という声があり、馴染みが少ない武家社会について学べて知見が広がったと思われているようです。さらに、「戦国時代と言われていた後の政宗のストーリーが気になった」というコメントもあり、政宗のその後のストーリーが気になる視聴者がいることがわかります。
武家社会のことがよくわかる内容だった(42歳/女性)
いろんな波乱が待ち受けていたから(42歳/女性)
戦国時代と言われていた後の政宗のストーリーが気になったから(45歳/男性)
第1位:『光る君へ』(57票)
第1位にランクインしたのは、2024年に放送された大河ドラマ『光る君へ』です。源氏物語の作者として知られる主人公の紫式部の生涯を吉高由里子さんが演じました。藤原道長と想い合っていながらも、生涯をともに暮らすことはできませんでしたが道長が亡くなるときには2人の時間を過ごせています。亡くなった後に“嵐がくるわ”と紫式部が呟くシーンがありますが、道長が戦のない世を守ってきたと思わせる演出といえそうです。
アンケートには、「まだ話が続きそうだった」という声があり、完結の仕方が予想外だったと受け取られているようです。また、「視聴者に考えさせる演出が多かった」というコメントもあり、見る人によって解釈が分かれる演出だったと思われていることもわかります。
主人公の死が描かれず、旅に出るという終わり方で台詞も「嵐が来るわ」で終幕したから。続けようと思えばまだ話が続きそうだったから(36歳/女性)
主人公の死期までを描いていなかったため、人生の終焉をどのように迎えたのかが気になったため(59歳/男性)
視聴者に考えさせる演出が多かったように思います。(52歳/男性)
「1番終わり方が気になった大河ドラマ」は他にも!
TOP3にランクインしなかったものの票を獲得した“1番終わり方が気になった大河ドラマ”を紹介します。
『鎌倉殿の13人』(15票)
主人公である北条義時が、権力闘争の中で変貌していく様が描かれ、その壮絶な最期は視聴者に衝撃を与えたから。(30歳/女性)
『真田丸』(14票)
真田幸村の死後、どのように変化していき、その後の登場人物たちの情景をもう少し先まで見たいと感じたから。(35歳/男性)
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調査方法:インターネットサービスによる任意回答(自由回答式)
調査実施日:2025年3月21日~2025年3月25日
調査対象:全国の20代~60代
有効回答数:223名