1. トップ
  2. 地上波から消えた…?【異例の幕引きとなった名作】“世界が認めた名優”の代表作が直面した、日本を震撼させた衝撃の事件

地上波から消えた…?【異例の幕引きとなった名作】“世界が認めた名優”の代表作が直面した、日本を震撼させた衝撃の事件

  • 2025.4.6

ドラマの中には、放送当時人気を集めていたものの異例の幕引きとなった作品があります。今回は、そんな“異例の幕引き”になった名作ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、2001年放送のドラマ『新・半七捕物帳』をご紹介。大ヒット小説の実写化である本作の、異例の幕引きとは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

悩める3人の男の青春ストーリー…!“異例の幕引き”となった名作ドラマ『新・半七捕物帳』

(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『新・半七捕物帳』
  • 放送期間:1997年4月4日~1997年8月1日

あらすじ

岡本綺堂の時代小説『半七捕物帳』シリーズを原作に、NHKのテレビドラマ時代劇として実写化。

チンピラの主人公・半七(真田広之)は、女房の父親の後を継いで警察の非公認組織である岡っ引きとなります。若いにもかかわらず抜群の仕事っぷりを見せる半七でしたが、チンピラ時代の名残のように血気盛んなのが悩みどころでした。

そんな半七は、女房の死によって現在は義理の妹であるお粂(牧瀬里穂)に世話をしてもらいながら一人暮らし。そんな中で、半七は四人の子分たちと共に、難事件に立ち向かっていくのでした—。

凄惨な事件をきっかけに…ドラマ『新・半七捕物帳』異例の幕引き

ドラマ『新・半七捕物帳』は、岡本綺堂さんの大人気小説『半七捕物帳』シリーズを原作とした時代劇ドラマ。1953年に放送されたドラマのリメイク版として、今や世界に名を轟かせる真田広之さんが主演を務めています。

そんなドラマ『新・半七捕物帳』ですが、1997年に発生した神戸連続児童殺傷事件の影響により話数が縮小されています。神戸連続児童殺傷事件は、小学生5人が中学生の手によって殺傷された事件。本作の放送中に起こったあまりに凄惨な事件であったため、全21話の予定だった本作は3話分が未放送・全18話というかたちで完結しました。

絶賛の声が多数!ドラマ『新・半七捕物帳』

凄惨な事件をきっかけに、話数が縮小となってしまったドラマ『新・半七捕物帳』。本作の視聴者からは、「新半七捕物帳すごく好きだったのに…DVD化してほしいよー」「真田広之主演作品のなかで1番好き」など、絶賛する声が多く寄せられていました。

現状ではDVD化やオンデマンド配信はされておらず、再放送も予定されていないため視聴することは困難。個性的なキャラによる“ドタバタ時代劇”をぜひ見てみたいものです。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。