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「もはやハリウッド超大作だった」「過去一ロス」バカリズム脚本『ホットスポット』世界を意識した最終回に止まらない反響

  • 2025.3.19

市川実日子が主演するバカリズム脚本ドラマ、日本テレビ系『ホットスポット』の最終話が3月16日に放送された。ホテルを売却して多額の利益を得ようとするホテルのオーナー(筒井真理子)と市長(菊地凛子)の不正を暴き、ホテル売却を阻止しようと清美(市川)たちが奔走する。
最終話は、今までの伏線がすべて回収され、ETやスパイダーマン、アルマゲドンなど、ハリウッド映画のオマージュにより、SNSも沸いていた。

スパイダーマンのような高橋

『ホットスポット』最終話より(C)日本テレビ

未来人・村上(小日向文世)の話を聞き、市長の不正を暴かないと町は荒廃していくことを知った清美たち。高橋を助け、地元の未来を変えるため、オーナーと市長のやりとりを写真に収めようと考える。お金の受け渡し場所になっているガソリンスタンドの近くで待機することに。そこで由美(夏帆)、超能力者の瑞稀(志田未来)、引っ越しの荷造りのために必要なものを買い込んできた直美にも遭遇。

車に乗ったオーナーと市長のやりとりは全く撮れなかったが、瑞稀が車の電源を落とした。そして、高橋が宇宙人の能力を使い、高速で動き、ガムテープで車をぐるぐる巻きにした。あやにゃんがスナックで高橋にスパイダーマンのように糸がでないのかと聞いていたが、結果的にガムテープで2人を逃げられないようにしたのだった。

この展開にSNSでは、「直美が突然投入されたのは最後の最後にガムテープが高橋さんの手に自然に渡るためだったんだな」「引越しからのガムテープからのスパイダーマンの回収はお見事」「糸は出せないけど結果的にスパイダーマンみたいになってるの上手すぎる」「ETだしスパイダーマンだしもはやハリウッド超大作だった」とさまざまな絶賛の声が上がった。

その後、オーナーと市長は捕まり、ホテルの売却は白紙に。未来も変わり街も守られ、村上が恩返しに、ホテルで一番お世話になった小野寺(白石隼也)に、自身のお金を金(きん)に変えて渡したのだ。小野寺が金を換金して、ホテル経営の夢を叶え、ホテルの新オーナーとなった。

山本耕史、三浦透子、井之脇海が登場 小野寺くんにも思わぬ展開が!

『ホットスポット』最終話より(C)日本テレビ

後日、高橋と清美、みなぷー(平岩紙)、はっち(鈴木杏)が喫茶店『もんぶらん』でしゃべっていると、ホテルの売却を阻止してほしいという「Fのキーホルダーを付けた謎の男」タイムリーパー・古田(山本耕史)が登場した。

すべて解決した後でのタイムリーパーの登場が、同じくバカリズム脚本の『ブラッシュアップライフ』を彷彿とさせ、「タイムリーパーは間が悪い」「山本耕史さんの役割は『ブラッシュアップライフ』でいう浅野忠信さん的な役回り」と話題を集めていた。

さらに、30年後のホテルの様子も描かれ、年老いた清美たちと、まったく見た目が変わらない高橋、さらに従業員役で井之脇海や三浦透子も登場!「豪華」「最後まで面白かった〜」「ブラッシュアップライフを彷彿とさせる終わり方で最高やった」と視聴者も大満足の声が続々と届いていた。

なお、ホテルの売却が白紙になった後、清美の元夫・晋平(大倉孝二)の父が宇宙人のクォーターであることが明らかになった。つまり、晋平はワンエイス(8分の1)、清美の娘・若葉(住田萌乃)も宇宙人の血を引いていることになる。最後の最後まで情報量と笑いがたっぷりだった。

放送終了後の脚本・バカリズムはXに「観てくれたみなさんありがとうございました!」と投稿。番組公式Xでも「また会えたら会いましょう」と投稿された。視聴者からは感謝の言葉とともに、「ドラマが終わってしまって寂しい」「また続編観たいデス」「もはやハリウッド超大作だった」「ホットスポットでロスするとは思ってなかったけど過去一ロス」とロスの声もあふれていた。



日本テレビ系 『ホットスポット』毎週日曜よる10時30分〜

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。